世間っての最近のブログ記事

世界的に食糧危機が叫ばれていながら,日本では減反政策が進んでいるといいます.

「これはおかしい.せっかく作れるお米なら作って,食糧危機を回避するために活用しては」

と素直に(無邪気に)考えていたところ,同じことを言って批判を浴びた閣僚がおられました.

NHKの解説番組で,
「そうはいっても日本の米価はアジアの10倍だから,今いくらアジアの米価が高騰して3倍になったといっても,日本の米よりはまだまだ安い.だれも買いたいと言ってくれる国はない」

「仮に,売るのではなく無償で提供する,ということに切り替えたとしても,その行為は米をただで配った国の農業を破壊することになる」

という説明を聞いて,「なるほど,私は何もわかってなかった.…」と深く反省しました.

***

と思ったら.どうも,

「世論として“日本だけ減反,というのは納得がいかない”という意見が強いので,世間の声も拝聴しながら政策を決めていこう,という流れになっている」

という話を聞きました.

…政治って,そんなものなのですねぇ.

「セカンドライフ」というゲームがあるそうですね。

仮想世界で好きな人物になり、好きなことをして楽しめるようですね。

そこに企業が参加して、自社の広告宣伝に活用しようという動きがあるそうですね。

(参照:ITmediaの記事「セカンドライフの仮想世界が、なぜ企業を魅せるのか」

ん~…

技術者の方々は、セカンドライフの中で遊んだり、気分転換や現実逃避をしたりされるのでしょうか? うちも企業の一つとして、気になる動向ではありますが、個人的にはこういう時間のかかりそうなゲームをする余裕&興味がない私としては、「ん~」という感じであります。

ただ、私は、「平均的な日本人」像というのがあるとして、そこからかなりずれている人間であることを自覚していますので、みなさまのご意見をお伺いしたい次第です。

連休は子どもを連れて実家でゆったり.これが,いちばんぜいたくな過ごし方です.
なんたって食事は作ってもらえるし,子どもはおじいちゃん・おばあちゃん・いとこに会えてはしゃいでいるし,混むこともないし,もう極楽です.

今年は前日に休暇が取れたので,1日前にクルマで移動して,祝日は朝からのんびりニュースなどを見ていると,「…最後に,大型連休後半初日の本日の高速道路の混雑は...」などの,おなじみ交通渋滞実況中継が流れ始めました.ふむふむ.すごい渋滞ですな.

...で,このニュース,いったい,だれのためのニュースなんでしょう?

これから出かけようとする人への警告でしょうか?
もしかすると,連休を家でのんびり過ごす人のための「サービス」なのかもしれません?!

ほぅら,連休だからって,遠出しようとするから,そんな混雑に遭うんだよぉ.
ゆっくり家にいたほうが,よっぽどのんびりできるのにねぇ....

という優越感を視聴者に提供できるじゃありませんか.

...なんて意地の悪いことを考えてしまう自分を,しばし反省しました....

くらた まなぶさんの著書「リクルート『創刊男』の大ヒット発想術」を読みました.自分の仕事ぶりについて,すごく考えさせられました.

ちゃんと,伝えたい人に伝えられていたか.ちゃんと,ほしい情報(読みたい記事)を提供できていたか.こちらが頭の中で作り出した架空の人物に向かって記事を発信しているだけではないか.etc.

もっと,きちんと,自分の仕事の本分に取り組まなくては... と決意を新たに.

筆者から聞いた話なのですが,日本のストック・オプション制度に関する税制には,当事者にとっては納得のいかない内容がいろいろとあるようです.

例えば,ストック・オプションの制度を行使して自社株を大量購入し,その後,株が暴落すると,税金を払えなくなってしまったりするらしいです(参考:「ストックオプション制度の落とし穴」など).

税金を払えないと,延滞税がかかるそうです(年14.6%).さらに納付が遅れると,家や土地,自動車などが差し押さえられるようです(参考:「税務Q&A」).普通,法人税だったら,利益が出ていないとかかりませんよね.所得税も,給与や賞与などの所得に応じてかかるはずだし,不動産取得時の税金なども,不動産そのものの価値よりは少額のはずです(取得時価額と,現在の時価総額などで差額はあるかもしれませんが…).だから,普通,「税金を払いたくても払えない」という状況は発生しにくいはずで,それでも「払えない」人には,何らかの救済策があってしかるべきとは思うのですが….

でも,結局は,そんな大金に縁のない庶民としては,「ひとごと」なんですよね.それも,お金がなくてカワイソウな人なんだったら同情の声もたくさん集まるでしょうが,

「え? ベンチャ企業で急成長? よかったじゃない.大暴落? ふーん,運が悪かったんだね.でも,私には関係ないから」

と思ってしまっているような気がします.
 私の地元でも,大地主であるお父さんが亡くなって,相続税を払うために,高大な土地を野村不動産に売却した話を知っています.当初,その土地は,学校用地として市が買い上げる予定だったそうなのですが,市が提示した購入価格と野村不動産の購入価格に大きな差があり,ばく大な相続税を払う必要もあったため,野村不動産に売ったそうで….
 その売却地には雑木林があって,タヌキなども住んでいるという噂の,住宅地の中の自然のオアシスでした.どうせなら大規模マンションよりも,市に公園か何かにしてほしかった….上記の話を聞いたとき,私にも,地主の相続税のことを同情する気持ちよりも,やっぱり,「どうせ相続税なんて,それなりの財産がある家にだけ関係のある話でしょ.うちなんて関係ないもんね~」という「ひとごと意識」がありました.

判官びいきはやりやすいけれど,このせちがらい世の中,「持てる者」までを擁護するような広い心を持つのは,なかなか難しいです….
身近な人に不運が訪れて,初めて気づくことなのかもしれません.自戒を込めて.

3月12日,SESSAMEの主催するセミナ「9th Open SESSAME Seminar」を取材してきました.今回は,OJTに関する内容でした.その中で,バブル入社世代だとおっしゃる参加者の人が,「自分よりも下の世代が,自分たちのことをばかにしており,うまくコミュニケーションできない」と訴えておられたのが印象的でした.

何を隠そう,私もバブル崩壊後に就職活動をしたクチですから,その後輩がたの気持ちがよおーく分かります(笑).

なにせ,数年前の先輩の就職活動ときたら,「まず鰻丼をおごってもらい,次にお寿司,次にステーキで内定」と聞いていたものですから,「就職活動って,きっと楽しいんだ」と思っていたのです.

それなのに,実態ときたら... 着慣れないスーツで会社説明会に出たり,就職部の掲示板をうろうろ眺めたり,「とにかく数を回ったほうがいいらしい」と聞いて,いろんな業種のいろんな企業を雑多に回ったり... 「不採用」を告げられるのは,自分を否定されるようで,とてもつらいものでした.

そんな就職活動の恨みが,「バブル期には無能な人でもばんばん採用されたから」という話と合わさって,「無能な先輩になんか,こき使われたくない」という態度として固まってしまうのです.

でも,結局人間って,それぞれ違うじゃないですか.いくらバブル世代でも有能な人はいるし,お互いに「一把ひとからげ」ではなく一人一人を見るようになれば,信頼できる人とそうでない人は自分で見分けます.
 結局,人間は学歴でも世代でもないんだな,と,現に私は感じています.

さっ.自己主張はここまでにして,仕事しなくっちゃ...

マイクロソフトが主催する,プレス(報道関係者)向けのWindows Mobileセミナーに参加しました.W-ZERO3などのPDA系ケータイ(いわゆる“スマートフォン”)に関するセミナーだったのですが,購買層が,ディジタル・ガジェット好きの一部の層から,一般のビジネス・ユーザ層に広がりつつあるところ,だそうです.

まあ,便利で,セキュリティ上も問題ない(というか会社が禁止しない)のであれば,社外からサーバにつないでメール・チェックできれば便利ですよね... (まあ,私は,「多少の重さはガマンしても機能制限なしのノート・パソコンを持ち歩きたい派」なのですが).

ところで,W-ZERO3のユーザとして紹介された,アロマテラピー研究で第1人者だという女性(日下部さん)が「やっぱり女性は,パソコンとか苦手ですから...」と発言していたのですが,本当にそうなんでしょうかねぇ...?

まあ,苦手というか,「そんなの知らなくても生きていけるよね」,「かえって男性に頼ったほうが喜ばれるしね」というところはあるとは思いますが.苦手,というより,そもそもやったことがない,というだけなのではないでしょうか.

# 別に,パソコンの筐体を開けたり,組み立てたりするスキルや知識がなくても,PDAやスマートフォンは使いこなせますよ~.

ぜんぜん別の話ですが,「男性のほうが空間把握能力が優れている」とか言われるのも,なんだかカチンときますねぇ.地図の読めない女,とか一般に言われますけど,私は地図を見るのが好きだし得意だし,私よりもよっぽど地図の読めない男性を何人も知っていますし.

# さらに,男性のほうが「空間把握能力が優れているから,本来収納や片づけも得意」と言われると,さらにカチンときますねぇ.だったら,ちゃんと片づけてよ! と家の中の男性陣に,声を大にして言いたいです.

えーと,なんだか話がそれました...

言いたかったのは,自分ができない言い訳を性別のせいにしないでほしい,ということです.その発言で,人類の半分を問題に巻き込んでいることになるのです! もっと自覚してください!

...今,「ほら女はすぐ感情的になる」って言ったのは,もしかして,あなたですか?

お医者さんにもいい人はいます.でも,中には「オレサマはお医者様なのだ」,「ワタクシが医者なのよ」,と,高~いプライドをぶらさげて患者を「診てやっている」人もいるんですね.今までに,そういうお医者さん2人とケンカしました.

もう2度と行くまい,と思うのですが,どうしても場所の制約を受けてしまいます.特に子連れだと,通いやすい近所以外には選択肢がありません.

医者だってサービス業.それを忘れずにね.カード会社や銀行,保険の腰の低さを見習ってください.

# あ... 編集部にかかってきた電話の応対も,「サービス業」相当にしなくちゃね...(自己反省).

同僚(後輩)である,新人編集者の葵ちゃんがblogを書いています.

彼女が日々学んだことをつづっているのですが,「え...?! そんなことも知らないの?」と思うことがいろいろ.ちなみに,ここに書かれていることは,彼女が「知らなかった」ことで,別にネタとして書いているわけではありません(...それとも,もしかして,ものすごい演技派だったり?).
彼女はちゃんと日本国内で義務教育を受け,技術の勉強も4年ほど続けてからうちにやってきたわけですが,技術というより,一般常識と呼ばれるあたりに,どうも弱いようです.

さすがに,インドとインドネシアは違う国でしょ...
ベネツィアって,『ベニスの商人』のベニスと同じって,知ってるかなぁ...
3単現って,中1で習ったよねぇ...
“アル中”は,アルツハイマーとは別だよねぇ...

などと,日々おちょくっては楽しませてもらっているのですが(注:お局はしてません!),

え? ペンギンって,北極にはいないの?
(北極にはシロクマ+ペンギン,南極にはペンギンだけ,と思ってました)

私も知らなかった...あー,彼女のこと,笑えないなぁ...

でも,やっぱり自分で調べてみないと,北極にペンギンがいないとは信じられません.さっそく調べてみました.

動物写真家「丹葉暁弥」さんのHP内の,「ペンギンのQ&A」のQ1,Q10あたり.ふむふむ,外敵が少ない南極が生きやすい,とね.北極にいたペンギン(オオウミガラス)は,19世紀半ばに絶滅したそうです.

長崎ペンギン水族館の「ペンギン○×クイズ」(念のため,公的なサイトでも確認).やっぱり,北極にはいない,と明言していますね.

うーん,やっぱりいないんだ...

***

さてさて.来週には,「え? ペンギンが北極にはいないなんて,常識だよ?」と言っていそうな自分を感じます.常識って,時代や人によって変わるものですよね.

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