3月12日,SESSAMEの主催するセミナ「9th Open SESSAME Seminar」を取材してきました.今回は,OJTに関する内容でした.その中で,バブル入社世代だとおっしゃる参加者の人が,「自分よりも下の世代が,自分たちのことをばかにしており,うまくコミュニケーションできない」と訴えておられたのが印象的でした.
何を隠そう,私もバブル崩壊後に就職活動をしたクチですから,その後輩がたの気持ちがよおーく分かります(笑).
なにせ,数年前の先輩の就職活動ときたら,「まず鰻丼をおごってもらい,次にお寿司,次にステーキで内定」と聞いていたものですから,「就職活動って,きっと楽しいんだ」と思っていたのです.
それなのに,実態ときたら... 着慣れないスーツで会社説明会に出たり,就職部の掲示板をうろうろ眺めたり,「とにかく数を回ったほうがいいらしい」と聞いて,いろんな業種のいろんな企業を雑多に回ったり... 「不採用」を告げられるのは,自分を否定されるようで,とてもつらいものでした.
そんな就職活動の恨みが,「バブル期には無能な人でもばんばん採用されたから」という話と合わさって,「無能な先輩になんか,こき使われたくない」という態度として固まってしまうのです.
でも,結局人間って,それぞれ違うじゃないですか.いくらバブル世代でも有能な人はいるし,お互いに「一把ひとからげ」ではなく一人一人を見るようになれば,信頼できる人とそうでない人は自分で見分けます.
結局,人間は学歴でも世代でもないんだな,と,現に私は感じています.
さっ.自己主張はここまでにして,仕事しなくっちゃ...
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