2006年8月アーカイブ

ベビーカーを押しながら,カタカタと車輪が音を立てて動いているのを見て,ふと「わだち」ということばを連想しました.

わだちと言うと,シャーロック・ホームズなどの作品に出てくる,馬車の通った後が地面に食い込んでいる,あれを思い出します.馬車に乗っていたものの重量がわだちの深さに比例していたりして,解決の糸口になっちゃったりして.…

いずれにせよ,現代の日本でそんなものにお目にかかることはまずないわけですが.

滅びゆくことばのほうが美しく感じられるのは,きっと私が歳をとったせいでしょう.

夢の教育キット?!

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FPGAを勉強しようと思い立った私が思いだしたこと.「そう言えば,産休に入る前のET2004で,うちの会社から"夢の教育キット"が出るって言ってたよね…?」

あわてて(今さら?)自社のWebサイトをチェックすると,ありました.なんでも,コード・ネームは「BLANCA」だそうで(これって,シートン動物記『オオカミ王ロボ』に出てくる,ロボの恋人オオカミの名前?).コード・ネームがついているとは,なかなか粋ですね.ほかのCQのボードにもついていたんでしょうか.

Spartan(スパルタ人?)とか,Excalibur(アーサー王伝説の剣の名前)とか,由緒ありげな名前がついていると,開発者の遊び心を感じますね.Microsoftもやたらとコード・ネームをつけていましたし("Windows NT 5.0"はWindows 2000のコード・ネームだった?……いえ,古い話ですが).

閑話休題.上記ボードの紹介ページによると,Interfaceの2006年1月号に詳しい紹介があるそうです.こちらのボードのレベルに追いつくにはまだしばらくかかりそうですが,まずは,Interfaceの1月号を入手して,勉強したいと思います.

P.S.

このボードを担当している,Interface編集部の(M)さんに「いつごろ出るんですか~?」と聞きに行きました.まだ正確な時期は言えないそうですが,スケジュールはだいたい確定しているそうです.楽しみにしています(とか言って,ぜんぜん自分には使えない可能性も……;;).

TRY! FPGAのはじまり

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(志)です.

恥ずかしながら,Design Wave Magazine編集部に所属しながらも,ほとんどFPGAのことは知らないまま今日に至っています.いえ,一応いろんな記事に目をとおしてはいるのですが,「私は組み込みソフトウェアの担当だし…」と開き直って,実際にあれこれいじることは,ほとんどしてこなかった,というのが正直なところです(汗).

これでは,やはりまずいでしょう.

遅まきながら,自分でいろいろ試してみて,稚拙ながらも知識を積み上げていこうと思います.

こんなこと 思い立ったは一昨日だから 8月24日は FPGA記念日 (ビミョーに字余り…)

そんな私が最初に手にとったのは,CQ出版のFPGAボードつき書籍『FPGAボードで学ぶ論理回路設計』(税込価格9,975円)でした.

- つづく -

福井県は「ふくい3人っ子応援プロジェクト」というのを実施しているそうです.なんと,第3子は保育料が無料.…これはうれしい!「もうひとり,産んでみようかな」という気持ちを後押ししてくれること請け合いです.

ただ,こどもを産むたびに,産む人間はしごとを休職しなければなりません.働く者にとって,約1年のブランクが,20~30代のうちに3回もあるのは,けっこう厳しいものです….「じゃ,夫が育児休暇を取ればいいんじゃないの?」という制度がうまく利用されていないことは,みなさんもご存じのとおりです.

こどもを3人産むためには,「わたしはこういう生きかたを選ぶんだ」と割り切るしかありません.でも,やっと力をつけられそうな環境にいるのに….ここでまたブランク…? などと考えると,かなり厳しいです.これについては,いくら周囲がケアしてくれても,自治体が金銭面でサポートしてくれても,どうにもなるものではありません.

まあ,人生のすべてのタイミングにおいてそれぞれ岐路はあり,だれしも,選べる選択肢は一つだったりするのですが.私のように欲張りで往生際が悪いと,あれこれ悩むはめになります.

先日ニュースを聞いていたら,公明党がなにかの施策として「幼稚園や保育園の無料化を提案する」というようなことを言っていました.それが実現したら嬉しいですが,ただでさえ膨大な国債を抱えているのに,そんな財源はどこから出てくるのかな? 無理じゃない? …と思いました.もちろん,実現してくれたら嬉しいんですけれどね.

うちのこどもは,公立の認可保育園に入っています.待機児童の多い地域に住んでいるのに無事に2人とも入れた理由は,0歳児クラスに年度始め(4月)から入園したからです.だいたい保育園は,1歳児クラス(入園する年度の始め[4月1日]の時点で満1歳)と2歳児クラスの希望者が多いそうです(3歳児クラス以上になると,保育士1人あたりが担当できるこどもの人数の制限がゆるくなるのが,その理由のようです).ただ,0歳児クラスに入るためには,うちの地域では4月時点で満8ヵ月以上満1歳未満でなければなりませんから,4月2日~8月1日の間にこどもを産む必要があるのです.これはけっこう厳しい制限なのですが,だからこそ,幸運にもこの期間にこどもを産むことができれば,入園できる可能性が高くなります.

なんだか話がそれましたが….

公立の認可保育園の保育料は,0歳児クラス~2歳児クラスでだいたい5万円弱/月でした.これでも,保護者が支払っている保育料は,実際に必要な費用の半額程度で,後は市町村の補助でまかなっていると聞いたことがあります.また,私立の無認可保育室だと,園庭などもない数室の保育室なのに,7万~8万円/月くらいかかるようです.

3歳児クラス以上になると,保育料は3万円/月くらいになります.そこで,かんたんに計算してみましょう.

私のいる自治体には,100人規模の公立保育園が10園くらいあります.そこで,各園に0~2歳児が30名,3~5歳児が70名として計算すると,

((5万×30)+(3万×70))×10=3600万(円)

待機児童や私立保育所の人数も合わせると,倍くらいにはなるのではないでしょうか(根拠はあいまい).

これに,幼稚園の費用を足してみましょう.かりに3万円/月とします.わたしの自治体には小学校が10校あり,40名のクラスが4クラスずつあると考えると,1学年あたりのこどもの数は以下のようになります.

(40×4)×10=1600(名)

幼稚園(3年保育を仮定)の年齢のこどもは,1600×3=4800名.このうち,保育園出身のこども(70×10×2=1400名)を除くと,3400名となります.

数を数えると,公立保育園の倍くらいありますから,その分も足してみます.

(3600万)×2+(3万×3400)=1億7400万(円)

1市町村ごとに1億7千万円の新たな負担.なんだかとっても重そうな気がします.

まあ,実現できるものならさっさと実現してほしいですね.うちのこどもが保育園にかよっているうちに….

こんにちは.(志)です.

今日は土曜日ですが打ち合わせが入ったので,その後会社に戻ってきてしごとをしています.

休日出勤なんて,たいへんだね…,と思ってくださるかた,ありがとうございます.でも,私としては,保育園のお迎えの時間に追われずにゆったりと集中してしごとができる環境は,たいへん快適です.

むしろたいへんなのは,2人のこどもとともに家に残された相棒のほうです….相棒もしごとが忙しく(とくにここのところは非常にハードなスケジュールで),明日は相棒が休日出勤です(我が家では,週末のスケジュールも早い者勝ちです).こどもと留守番するということは,洗濯物干しから食事のしたく,ぐずったときの対応など,すべてをひとりで担当しなければならないということです(まぁ,平日は私が毎日やっていることなのですが).

世間では「男はしごと」といった風潮がまだまだ残っているようですが,我が家は「男女完全平等」をめざして,日々精進(?)しています.「そんなこと言ったって,現実はそうなっていないよね」と言い続ける限り,現実は変わっていかないと思います.

そんなわけで,家族のギセイのもとでしごとにいそしむ毎日です.

しごとに邁進しているみなさん,ときどきは,家庭で待っている人々を振り返ってあげてください.……自戒を込めて.

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