毎夏,浜松にて行われている「第10回 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST10)」に行ってきました.
このワークショップには,取材 兼 出展(ブースを出して,弊社の書籍や雑誌を売っています) 兼 参加(元エンジニア,として…?),という複雑な位置づけで毎年参加しています.一方通行のセミナなどとは違って,講演の内容そのもの,というより,そこで行われる議論がいつも楽しみなワークショップです.ポスターセッション(&企業の出展)も,みんなが「発表者 兼 お客さん」,といった雰囲気があり,和気あいあい,ガヤガヤとしています.
今年の収穫は,「初参加なんです」という何人もの人と話せたことです.「仕事が忙しくて,なかなか外のイベントに参加したことがなかった」という人に出会うと,つい嬉しくなってしまい,「これをきっかけに,どんどん外に出ると楽しいですよ!」と激励してしまいます.「どんな技術に興味があるんですか? …それに関する,こういう技術コミュニティがあるの知ってます?」と,やや押し売り的(?)に紹介してきました.だって,会社の外に出て交流できる場をたくさん知っているほうが,技術的にも人間関係的にもぜったい面白いだろう,と思うからです.
自分で「SWEST」の存在を知って,上司を説得してやって来た人もいらっしゃいました.最初は「だめ」と言われたそうなんですが,あれこれ手を尽くして,とうとう「行っていいよ」と認めてもらったとか….コミュニケーション能力の高い人なんだなあ,とすごく感心しました.そして,こういう人がこれから社外活動に関わったら,バリバリ活躍するだろうな,と楽しみになりました(Tさん,あなたのことですよ!).
あと,Design Wave Magazineの付属ARM基板を使ったセッションがあったのですが,SWESTの実行委員の人たちが喜々としてはんだごてを握っている姿が印象的でした.このセッションは「はんだづけ講習会」というわけではなく,基板を使ってシステムをいろいろいじってみよう,というものだったのですが,1人じゃ失敗しそうではんだづけできない… という,私のような人にはぴったりのセッションでした(今回は取材と販売でバタバタしていて受講できませんでしたが,次の機会にはぜひ! と思っています).
そんなこんなで,SWEST10のレポートを今,書こうとしているのですが,あの楽しさをどうやって伝えればいいか,悩んでしまってなかなか手が進みません.…
来年の会場は浜松ではなく,掛川のホテルになる予定だそうです.来年も行けるかなぁ.行ければいいなぁ.…と思っています.
コメントする