最近,新聞記事で,「在宅勤務のすすめ」的なものをよく見かけます.
ワーク・ライフ・バランスなどと言って,仕事一本やりの人生ではなく,家庭やプライベートも大切にしようよ,例えば家で仕事できれば,通勤所要時間や通勤ラッシュを回避できるし,細かい休憩時間などに家族とコミュニケーションがとれたりするし,なにより,自分の生活全体を見直すきっかけになるよ… という主旨には,大賛成,です.
でも,実はいろいろと落とし穴があって.
自分専用の書斎があって,きっちりこもれる人はいいですよ.でも,例えば,私は以下のような落とし穴にはまりがちなんです….
・リビングで仕事 → 部屋のちらかり具合が気になって,掃除を始めそうになる.
・台所付近で仕事 → 「そう言えば,夕食の準備が全然できてなかった! このチャンスに八百屋に行って,ごっそり買い貯めてこよう」という誘惑に負けそうになる.
・病気の子どもにつきそう場合 → 「おかあさん,いっしょにあそぼ」,「おかあさん,のどかわいた」などのかまって攻撃に負けそうになる.
・元気で聞き分けもよい子どもが一緒に在宅している場合 → 実に遠慮がちに「つまんないなぁ…」と言われ,負けそうになる.
・各種誘惑をはねのけたとしても: 「あ,あの資料,会社に置いてきちゃった…」.「あの本さえあれば仕事の効率が倍になるのに…」などの後悔がつきまとう.
など,などです.
でも,やっぱり通勤時間なしで「9時に勤務開始,17時に勤務終了」とできるとしたら,それはすごーく魅力的です.いっそ週1日などと決めて,自主的に在宅勤務を始めてみようかな,と本気で思うこのごろ.
その前に,仕事用の部屋(兼・洗濯もの干し部屋)だけは,きっちり片づけておこうっと….
在宅のよいところ
・通勤が要らない.特に天気の悪い日,暑い日,寒い日.
・好きなBGMが使える
・業務上の非同期な割り込みが入りにくい
・カイギに出なくて済む
・ぼろい格好でもOK
在宅のだめなところ
・意外と業務外のことに気が散る
・寝ちゃうときがある(笑)
・緊張感を保つのに少し努力がいる
ということで,ときどき気分転換に在宅ってのが一番効率がよいような気がします.
私が一番集中して仕事が進むのは,出張先のホテルです.完全な隔絶感が最高です.
「在宅のよいところ」に,「ちゃんとしたお茶(ドリップしたコーヒー,茶葉で淹れた紅茶や緑茶)が飲める」を足しておいてください.
BGM…キケンです(笑).聴きながら歌い出したりしてしまいそうで….
在宅で集中するためには,「この仕事!」とタスクとゴールを明確にすることが効果がある気がしています.記事(やレポート)を書いたりするにはぴったりです.
でも,一刻も早く掲載したいときは,やっぱり会社に出向いて,自分の後工程の人に直接お願いして回るのが早いのですけれど.悩ましいところです.