ドラッカーの著作,『経営者の条件』を読みました.これがめったやたらに面白く,通勤電車に乗るのが待ち遠しかったほどです.
この本は,(仕事において)成果を上げるための自己マネジメントについて語っています.邦題では「経営者の...」となっていますが,著者が本書の中で「今日の組織では,自らの知識あるいは地位のゆえに,組織の活動や業績に対し,実質的な貢献を行うべき知識労働者は,すべてエグゼクティブである」と書いているとおり,まさにこれは,”私たち"のための本です.原題は"The Effective Executive",訳者も「真意を訳せば『できる人』である」とあとがきで語っています.そう,『"できる人"になるための処方箋』などとすれば,ぐっと身近なビジネス書っぽくなりますね(ちょっと格調は失われますが…).
本書によると,成果を上げるためには,以下のような習慣的能力を身に付けるべきだそうです.
(1)自分が何に時間を使っているかを知る(時間管理).
(2)(外部に)貢献することに焦点を合わせる.
(3)自分や周囲の人間それぞれの強みを生かす.
(4)優先順位を決定する.成果をあげる領域に力を集中する.
(5)境界条件を明らかにして,成果を上げるように意思決定する.
なるほど,なるほど,と思いながら読み進めました.読み始めるときは「私ごときに”意思決定"は関係ないかな」と思っていましたが,そうでもないことも分かりました.
さて,読み終えた今は,実践あるのみ,です.
まずは時間管理から…っと.
心なしか,blogに費やす時間が減った気がします(笑)....
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