日々反省:「確かに自分が正しい」のだとしても...

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現在かかわっている,あるプロジェクトがあります.そのプロジェクトにおいては,私は「お客さま」で,注文を出しては対応してもらうような立場です.なかなか意思疎通が思うようにいかず,頼んだことが違うふうにできてしまっていたりして,泣きたいような思いになることも多いのですが,打ち合わせに消費される時間は多いにせよ,何かしら自分には爽快感があるのです.

なんでだろう... と考えた末,「自分には責任がないからだ」ということに,思い至りました.

自分はきちんと伝えている.メモも渡している.それなのに,相手はちゃんとやってくれない....自信を持ってそう言い張れる環境(機会)って,もしかして,すごく気持ち良いことなんじゃないか... と思ったのです.

仕事においてトラブルがあったとき,大抵は,両者とも何かしら悪い点があって,特に,他人にものを頼むことの多い職業ですから,相手が悪いと思われる場合もこちらが頭を下げることが多いのです.でも,システム開発は違う.だって,こっちが「お客さま」ですから.それに,私はプロジェクト・リーダでもないから,結果に対して責任をとる必要がまるでありません.「私はこれだけがんばったのに,対応してくれませんでした」.堂々とそう言えるうれしさと言ったら!

そんな風に思い至ったとたん,もしかして,日ごろのストレスを業者さんにぶつけているだけなのかもね...という反省が頭に浮かびました.

# まあ,ときどきはそんなふうに思って,勢いづいてしまいがちな自分をいさめなくては...ね.

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このページは、(志)が2007年3月14日 16:56に書いたブログ記事です。

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