小学校3年生の息子は，将来「将棋のプロとサッカー選手になりたい」と言っています．
まあ，こどもらしくて，いいんじゃない？ と思っていたら，先日，こんなことを言い出しました．
R「マンションってつぶれない（＝倒産）の？つぶれたら住んでいる人が困るよね？」
私「つぶれないよ．分譲って言って，住んでいる人たちがマンションを買い取って，みんなでお金を出し合って掃除のひとなんかを雇っているんだよ」
R「そうなんだ！ じゃ，ぼく，マンションの掃除の人になろうかな」
どうやら，つぶれない＝食いっぱぐれない，と発想したようです．
こどもの立場から見えている職業って，どんなものなんだろう…．と思い始めました．
小学校6年生でも，将来の夢として挙げるのは「スポーツ選手」，「漫画家」，「総理大臣」，「美容師」，「お花やさん」，「保育士」など，主に（テレビを含め）日常的に目にするものに限られているように思います．かくいう私も，就職活動を始めるまでは，世の中がどのように動いていてどんな職業があるのかということを，よく知らないままに生きていたという反省もあり，”13歳のハローワーク”じゃないですが，何か，こどもに，世の中にはどんな職業があって，それぞれどういうものなのかというような概要を伝えたいと思い始めました．
とある知人に勧めてもらったのが，NHK教育テレビの「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」です．
テレビ放映は金曜の夜7:30～55と，見られる時間帯ではないのですが，このホームページが充実しており，これまで放映した内容を記事として読めるようになっています（インタビューの動画も見られるそうです）．
http://www.nhk.or.jp/shigoto/zukan/index.html
「漫画編集者」，「刑事」，「保育士」など，なんとなく勘のある職業を見てみましたが，なかなかよくまとまっていると思います．初任給やとある1日のスケジュールなども出ていて，実感もある程度つかめるかと．ただし保育士は回が浅いせいか，給料やスケジュールについては載っていませんが…．
あと，それぞれの仕事のマイナス面は微妙に薄められているのかな？ という気もしました（笑）．漫画編集者は大手出版社で，しがない編集プロダクションではないし（おそらく給与に大きな差が！），保育士は自治体の正規保育士になれればいいけれど，准保育士だと待遇が… とか，そういうところまでは踏み込まれてませんね．刑事も，高村 薫の小説などを読んでいると，しがらみがいろいろあってたいへんそうですが，実際はどうなんでしょう．
…なんだか，こどもにいろんな職業を紹介したい，という意図からずれてきてしまいました．（笑）
あと，もうひとつ，「13歳のハローワーク 公式サイト」も，これまた知人に教えてもらいました．
なりたい職業を「マップで探す」ことなどもできて，楽しく便利です．
ただ，「総務」とか「経理」とかの仕事は載ってないんですね．…技術者についてはいくつかありそうです．
後でじっくり見てみます．
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