「九州の人は,帰巣本能(=「できれば地元で働きたい」と思うこと)が強い」,と聞いたので,それを裏付ける資料はないか…と探していたら,鳥取県内で実施されたアンケート結果を見つけました.
とっとり政策総合研究センター(TORC) トルクレポート No.26 内のレポート記事
「若年層定住地域への転換の可能性 -高校生・大学生の意識調査と自治体の取組みから-」の付属資料である,アンケート調査結果(学生)です.
鳥取県からの若年層の流出に危機感を覚えてのアンケートであるようです.回答者数は453人.県内の高校生が210人に大学生が243人で,そのうちの75%が県内出身者です.アンケートの実施時期は2006年11月30日~12月12日.
アンケートに基づいた細かな分析は上記のレポート記事におまかせするとして,希望の進路として32.5%が「鳥取県で就職」,7.7%が「鳥取県で進学」と答えたことに軽く驚きました.
どちらかというと自分は「実家から離れたところで暮らしてみたい願望」がありましたので(札幌,福岡,etc).
# まあ,今となっては,「実家のそばで暮らすのが親子双方ハッピーなんだな」と実感させられているわけですが.
ただ,このアンケートからも,「できれば地元で働きたいけど,希望する職種や専攻分野が県内になければ,出ていくしかないよね」という率直な思いが伝わってきます.アンケートの最後にある「鳥取県の将来がどのようになればいいと思いますか」という項目を読んでいても,地元への愛着の思いが伝わってくるのですが….
いろいろ考えさせられました.
みなさんもぜひ,見てみてください.
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