初めてのドラッカー

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最近,お会いする方からP.F.ドラッカー氏の著作を読んでいる,という声を多く聞くようになり,私も手にとってみました.

勝手に「話のスケールが壮大」で「難しい」,という印象を持っていたのですが,私が最初に読んだのはドラッカー名言集『仕事の哲学』です.名言集とは知らずにタイトルだけで手に取り,ぱらぱらっとめくって,

「ふーん....金言名句集みたいだなぁ.こういうエッセンスだけ読んでも,おもしろくもなんともなさそうだなぁ」

と思いながらカバンに入れ,通勤電車の中で開いて読んでみました.
これがけっこう面白く,また,今の自分にグサグサ刺さってくることがたくさん書いてありました.例えば,「本物の変化」と「一時の流行」の違いとして,

見分け方は簡単である.本物の変化とは人が行なうことであり,一時の流行とは人が話すことである.(『ネクスト・ソサエティ』より)

や,上司をマネジメントする方法として,

上司をいかにマネジメントするか.実のところ,答えはかなり簡単である.上司の強みを生かすことである.(『経営者の条件』より)

など….ほかにも,

古いものの計画的な廃棄こそ,新しいものを強力に進める唯一の方法である.(『経営者の条件』より)

などは,仕事だけでなくプライベートでもあれこれと使えそうなメソッド(?)です.
そのほか,心にひっかかった言葉はあれこれとあるのですが,すべてを列挙すると自分があからさまになりそうなので(笑),このあたりにしておきます....

上記の書籍や『明日を支配するもの』は,ぜひ読もうと思います.

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ドラッカーの著作,『経営者の条件』を読みました.これがめったやたらに面白く,通勤 続きを読む

コメント(2)

参考になりました。列挙された名言には私も深く突き刺さりました。恥ずかしいです。

Fukudaさま:

いちばん刺さったのは,一番上の明言かとお察しいたします…(笑)
# 私も同業ですので(笑).

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このブログ記事について

このページは、(志)が2007年5月 9日 11:12に書いたブログ記事です。

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