毎年,春先になると鼻がムズムズして,くしゃみが出ることが増えていました.
「これってウワサの花粉症かもな…… いやいや,実家の父が花粉症だから,きっと花粉症に違いない......でも,耳鼻科に行くのもいやだし(←偏見),鼻にシュッと薬を入れるのも,乙女としては恥ずかしいよな…… ま,どうせ毎年GW前には終わるし」
などと思って,毎年やりすごしてきたのでした.ところがなんだか,年々症状がひどくなるような気がしていたのです.特に今年は,(引っ越して環境が変わったからか)くしゃみが止まらずに夜よく眠れない,などという事態まで発生しました.
「も,もう...耳鼻科に行っちゃうか… でも,今は混んでいるだろうし,忙しくて,病院が開いている平日日中には行けないしなぁ…」
ところで,診察ってどんなことするんだろう? せっかく行ってもアレルギー・テストとかで,「結果は来週」なんていうのもつらすぎる.実家の父に聞いてみると,症状を聞かれて,答えれば薬が処方されるという(あ,それだけですか).それで,その薬が,市販のものに比べて格段に効くそうだ.これは行かなくっちゃ!
...と思って健康保険証(カード)を探したら,これが見つからないのです.めったに医療機関にかからない私は,おそらく昨年の秋に親子歯科健診で持参したときに,カードをなくしてしまったのでしょう....で,保険証がないと,自費(全額負担)になる,と聞いて,受診を諦めました.
すると,どうでしょう! 実家の母がこちらに来るついでに,なんと,実家の父がもらっていた花粉症の薬(鼻と,目と,飲み薬)を持ってきてくれたではありませんか.さっそく使ってみたら,そのすっとすること! この爽快感! 「花粉症だったらイヤだ」なんて小さいことにこだわっていた自分がかわいそうになってしまいました.
それからは,飲み薬はとりあえずそのままにして,開封した目と鼻の薬を常時持ち歩いています.耐えられない! と思ったら,シュッ,ポツッ.それだけで,なんと人生がクリアになることか.それに,「持っている」という安心感がアレルギー反応を弱めるという効果も,もしかしたら,あるのかもしれません.
来年の春には自主的に病院に行こう,と,決意を新たにした私でした.
コメントする