毎年10月,組み込みシステムシンポジウム(ESS)の次の週末に,日本科学未来館で「マジカル・スプーン」のイベントが行われています.今年は10月21日(日)で,取材に行ってきました.
今年は高校生向けの公開ワークショップで,インターネット回線を使った遠隔授業や遠隔操作の実習が行われました.その日の総まとめのときに,北海道札幌北陵高等学校の今野 篤志先生が言っていたことばが印象的でした.
「インターネット中継で一緒にいるような気分になるけれど,これは音とか映像といった情報がやりとりされているだけ.だから,本当に大切な人には,ネットワーク経由ではなくて,いつもそばにいてもらいましょう」(今野先生).
私たちは,現象だけ見て「きっとこうなのだ」と認識していることが,たくさんあると思います.もちろん,時には(虚構だとしても,バーチャルだとしても)自分にとって都合の良いほうに認識できることは幸せなことだと思いますが,
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「幻じゃないんだ」と,心から満足できるときって,本当に素敵な時間だと思います.
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