異国として見る日本

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日曜から月曜にかけて,関西方面に出張に行ってきました.
新幹線と飛行機を両方使った,旅気分満喫♪ の出張でした.

飛行機で海外に行くと,私は離着陸のときに窓に張りつきます.
そこから眺める光景の,なんと興味深いことか!
スペインでは赤土むきだしの原野が,スイスでは尖塔と湖が,イギリスでは涼やかな田園風景が,アメリカではグランド・キャニオンの峡谷が,私にあいさつを送ってくれます.

そして,成田空港に着くとき,「ああ,関東平野にはこれだけの森林があるのだ」と思います.

東京駅で新幹線に乗り,新横浜を過ぎてからしばらくして顔を上げると,そこは静岡県のお茶畑の中.もうしばらくするとたくさんの河川を渡ります.水鳥の姿や緑に触れてほっとしているうちに,何やら名古屋.そのうちノート・パソコンの作業に没頭して,いつのまにか新大阪.だいたいいつも,そんな工程をたどっています.

今回は大阪の先まで行きました.帰りは広島空港発です.離陸した後に広がる,山また山.山のすきまに人間が住んでいることを初めて認識させられました.ああ,中国山地はあなどれません.

羽田空港が近づくと,光の粒たちが迎えてくれます.ああ,このガチャガチャした喧噪とちょっとした近郊緑地が,私の故郷なのだ,そんなことを考えました.私の大好きな映画『耳をすませば』の1980年代の団地の風景を知らない同年代の人も,きっといる.私にとっての原風景は,あくまで自分の心の中のものなのだ.そんな気持ちが,一瞬,しみじみとよぎっていきました.

いろんな感慨にふけることができる,旅,やっぱり大好きです.

旅じゃなくて出張なんですが.ホントは....

P.S.そうそう,こだまにも乗りました.

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こだま号は
つい最近まで,こだま号は元祖ゼロ系車両だったんですが...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A0%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A

どことなくやさしさを感じる顔立ちでとても好きです.
この車両がまだひかり号だったころ,子供心にも「世界一の列車」
というのはどこか誇らしく感じられたものでした.

ちなみに,「がんばれこだま号」という歌があります.
山本正之というひとが歌ってます.「燃えよドラゴンズ」作ったひとです.

~~~

耳スマの景色は懐かしいですね.
同時に私はトトロの景色も共有できます.
さすがに家の周りはああではありませんでしたが,母の実家近辺は
似たようなものでした.

九州名古屋間をよく飛行機で移動しますが,航路が瀬戸内海上空なんですね.
四国の北側の輪郭が地図そっくり(本末転倒)とかで感動したりします.

ああ,あのあたりが屋島,あのあたりが壇ノ浦,たしかあそこには呉の軍港が.
なにもかもみな懐かし...いえいえ,そこまで年寄りではありません.

調べたら0系でした!

私の「新幹線の思い出」は,「はしれ超特急」という歌に尽きます.
びゅわーん,びゅわーん,は,し,る~.という曲です.この曲のおかげで「時速250km」が脳裏に焼き付きました.
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/hashirechotokkyu.html

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このブログ記事について

このページは、(志)が2007年6月12日 14:51に書いたブログ記事です。

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