筆者の穴田さんに勧められて,手に取ってみました.予想以上に良い本でした!
何よりも,第1章の分析に「やられた!」と思いました.上司や職場,仕事,生きがい,夢などについてアンケートをとり,年齢別に分析しているのですが,「アンダー30」と「30歳近辺」,「オーバー30」できれいに結果が分かれているのです.これを読みながら,現在オーバー30ゾーンに突入している私は,「確かに,20代のころはこう感じていたような気がするなあ」,「そうそう,30歳って,なんだか気負ってしまうんだよね」,などと,うなずきながら読んでいました.
私は2度の出産のため,仕事のキャリアの中に「まる1年休む」という機会を2回も持っていますが,そういう異体験は,逆に自分の仕事を客観的に見つめ直す機会になったと思います.だからこそ,マンネリ感とか,激しい落ち込みとかには襲われずに今日まで来られたわけですが,そんな挫折のなさげな私にも,いろいろ考え方の変化があったということに,今さらのように気づきました.
また,第4章の,荒金雅子さんのお話には,非常に勇気付けられました.バイタリティあふれる(とお聞きしています)荒金さんにも,ひどく落ち込んだ時期があったのだ,と知ると,自分だって落ち込んでも,また立ち直れる,きっと....というような,根拠のない自信が持てる気がします.
今,自分が「イキイキ」していないな,と感じることのあるすべての方に,本書を贈りたいと思います.
関連リンク:
・自分らしい生き方・働き方をみつけるキッカケマガジン「京都の30歳!」
・かずめさんのblog「人・ヒト・ばなし」
コメントする