設計の基本は仕様の理解 ――高速シリアル通信を実現するために知っておくべき最低限の知識
2)受信PLL回路
10ビット・シリアル・データ入力の受信回路は,通常,図2のようになっています.シリアル・データの状態変化点にPLLをロックさせて,クロックを再生します.PLLの追従速度には限界があるので,シリアル・データのジッタによる位相シフトが大きくなると,受信エラーとなります.
(a)ブロック図
〔図2〕受信PLL回路
シリアル・データの変換点にPLLをロックさせて,クロックを再生する.
(b)動作タイミング図