プログラマブル・ロジックを集積したSHマイコンのすべて(後編) ――ソフト開発環境とハード開発環境をシームレスにつなぐ
9)バインド(コンフィグレーション)を行う
ここまできたら,いよいよ全体をまとめ上げる作業に入る.メイン・ウィンドウのBindボタンを押すと各種の設定,配置,配線,静的タイミング解析などが始まる(図13).作業の進捗状況を示すダイアログ・ボックスが現れ,以下の順番で作業が進行していく.
- 結線チェック,エラー・チェック
- CSL内のセレクタ(アドレス・デコーダ)の設定
- CSLへの論理のマッピング
- 配置
- 配線
- 静的タイミング解析
- コンフィグレーション用ビット・ストリーム・データの生成
〔図13〕バインド
ここまできたら,いよいよCSLのコンフィグレーションである.信号の結線チェックを行った後,CSL内部のセレクタの設定やマッピング,配置,配線,静的タイミング解析を行い,最後にコンフィグレーション用データ・ストリームを生成する.