プログラマブル・ロジックを集積したSHマイコンのすべて(前編) ――FPGA/PLD市場に参入する日立製作所の取り組み

山崎尊永

tag: 組み込み 半導体

技術解説 2002年1月21日

Column4 組み込み向けマイコンとFPGA/PLDの共通点

 組み込み向けマイコンは,ROM(フラッシュ・メモリやマスクROM)を内蔵しているものが多い.こういうROMのサイズは,64K~256Kバイトが主流だが,最近は512Kバイトや1MバイトのROMを内蔵する製品も登場している.

 ユーザの作るソフトウェアは,増大の一途をたどっている.ROMサイズが1段大きいマイコンを使うとコストが跳ね上がるので,一般には限られたROMに納めようと,プログラム・サイズの圧縮に励むことになる.最後の10バイトを削るのに苦労することもある.

 このため,CPUアーキテクチャとCコンパイラの組み合わせのうち,コード効率の高い(一定のCソース・コードあたりのオブジェクト・コード・サイズが少ない)ものが選択されるようになってきている.当然コンパイル内容は動作速度にも影響するので,Cコンパイラの責任は重くなっている.

 これと同じことがFPGA/PLDにも当てはまる.一定のRTLコードが所望のサイズのFPGA/PLDに納まるかどうかがゲート利用効率の大きな指標となるし,性能の確保も同じように重要である.このケースでも,FPGA/PLDのアーキテクチャと論理合成ツール,マッピング・ツールの最適な組み合わせを評価する必要がある.

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