自動車のセーフティ機能の多様化に対応するセンサ・ネットワーク ――エア・バッグ・システムのワイヤ・ハーネスの低減と信頼性の向上を目ざす

古谷壽章

tag: 組み込み

技術解説 2005年12月28日

 当初,エア・バッグ・システムはECUのほか,車両前方に取り付けられたセンサと運転席および助手席のエア・バッグだけでした.そのため,前方からの衝突にしか対応できませんでした.近年では,側面からの衝突や横転などにも対応するため,センサやエア・バッグの搭載数は増える傾向にあります(図3).近い将来の高級車では,1台当たり衝突検出センサが6~8個,インフレータやMGGが16個以上搭載されるとも言われています.

f03_01.gif
図3 エア・バッグ・システム・ユニット数の推移
1996年ごろ,エア・バッグ・システムが普通乗用車に標準装備されるようになって以降,衝突検出性能や乗員拘束性能の向上を目的として,エア・バッグやセンサの搭載数は増加の一途をたどっている.前方からだけでなく側方からの衝突も検出するようになったため,センサの搭載数が増加している.それに伴って,エア・バッグの数も増えている.また,乗員の状態を検知するセンサなども装備されるようになってきた.

組み込みキャッチアップ

お知らせ 一覧を見る

電子書籍の最新刊! FPGAマガジン No.12『ARMコアFPGA×Linux初体験』好評発売中

FPGAマガジン No.11『性能UP! アルゴリズム×手仕上げHDL』好評発売中! PDF版もあります

PICK UP用語

EV(電気自動車)

関連記事

EnOcean

関連記事

Android

関連記事

ニュース 一覧を見る
Tech Villageブログ

渡辺のぼるのロボコン・プロモータ日記

2年ぶりのブログ更新w

2016年10月 9日

Hamana Project

Hamana-8最終打ち上げ報告(その2)

2012年6月26日