自動車のセーフティ機能の多様化に対応するセンサ・ネットワーク ――エア・バッグ・システムのワイヤ・ハーネスの低減と信頼性の向上を目ざす
スクイブ・ユニットの取り付け位置は居住空間に集中しているため,1本のバスで接続してもワイヤ・ハーネスのむだは少なくなります.また,ASRB2.0では,一つのバス当たり最大12個のスクイブ・スレーブを制御できるため,1本のバス当たりの接続数が多いほど,高速に制御できます.
参考・引用*文献
(1) 大熊繁 監修;車載LANとその応用,トリケップス出版,2005年6月.
(2) Randy Frank;横転事故にも対処できる自動車用エアバッグの設計(http://www.designnewsjapan.com/magazine/2005/01cover.html),Design News JAPAN,2005年1月.
(3) 奥山浩之;エアバッグ(http://www.nissan.co.jp/COMPASS/ISF/3rd/PAPER/),インターネット・セーフティ・フォーラム(日産自動車).
(4) 日本化薬 アニュアルレポート 2002(化学品事業),http://www.nipponkayaku.co.jp/ir/report/pdf/2002/02ja1417.pdf
ふるや・としあき
(株)ルネサス テクノロジ 自動車事業部 自動車応用技術第三部
<筆者プロフィール>
古谷壽章.1998年,三菱電機システムLSIデザイン(現ルネサス テクノロジ)に入社.以来,車載LAN向けマイクロコントローラの応用技術開発に従事.現在,Safe-by-Wire対応デバイスの応用技術を担当.