「組込みスキル標準」を活用しよう ――目標や指標を持つことがスキルアップの近道に
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ブリッジ・エンジニアとは?
「ブリッジ・エンジニア」とは,開発をアウトソース(外部委託)する際に委託先を取りまとめる職種を指します.組み込みソフトウェア開発において,アウトソースを利用しているプロジェクトは約8割にのぼるというアンケート結果もあり(1),ほとんどの開発が社員のみでは行われていない状況にあります.このような現状や今後の少子高齢化傾向などを考えると,国内・海外のアウトソースを使った開発が必須になると考えられます.キャリア基準では,ブリッジ・エンジニアという職種を定義することで,この職種の重要性と果たすべき役割を明確にしようと試みました.これにより,今後の開発を左右するとも言えるこの職種について,確実な人材育成と活用が進むことを期待しています.