「組込みスキル標準」を活用しよう  ――目標や指標を持つことがスキルアップの近道に

渡辺登

tag: 組み込み

技術解説 2005年9月 1日

2)教育カリキュラム

 「教育カリキュラム」は,自社全体のスキルアップやキャリアアップのための教育戦略を立案するために利用できます.魅力的なキャリア・パスや教育を提供することにより,技術者のスキルを向上させるとともに,企業への帰属意識を高めることもできることでしょう.

 教育コースを自社で用意するにも外部の研修を利用するにも,組込みスキル標準に準拠した研修コースであれば,調達が容易になると考えられます.

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 SECでは今後,組込みスキル標準の導入と活用の実験として,複数の企業と協力して実証プロジェクトを行う予定です.とくにスキル基準については,問題点を抽出し,すぐ修正できるものについては,2006年の春を待たずに「Version 1.01」として策定したいと考えています.そして,使い勝手の向上などを十分に検討したうえで,2006年春に「Version 1.1」を公開する予定です.

 また,実証プロジェクトを通じて,組込みスキル標準の具体的な導入方法や活用方法(例えば,スキル項目の定義方法,評価基準の設定方法など)をノウハウとして蓄積し,導入の敷居を低くする方法を検討していきます.いずれは,組込みスキル標準を導入(活用)するためのチュートリアルなども実施できればと考えています.

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