「組込みスキル標準」を活用しよう  ――目標や指標を持つことがスキルアップの近道に

渡辺登

tag: 組み込み

技術解説 2005年9月 1日

● 経営者(人事,教育部門の担当者を含む)の活用法

 経営者(人事,教育部門の担当者を含む)にとって,組込みスキル標準は「目に見える人材育成と活用を実現するツール」であると言えます.人材育成のしくみを可視化して,経営者と従業員の双方が納得できる人材育成を実施していただきたいと思います.

1)スキル基準,キャリア基準

 「スキル基準」と「キャリア基準」は,自社全体のスキルの水準を把握したり,スキルアップの目標を設定するために利用できます.また,どんな人材をどれだけ雇用しているのかを定量的に管理できます(図7)

 キャリア基準では九つの職種を定義していますが,ほとんどの企業にはそれぞれ決まった職制がすでにあることと思います.そこで,自社の職制と組込みスキル標準の職種がどのように対応するのかを整理する(対応表を作成する)とよいでしょう.例えば,アウトソースを利用する際などに,社外とコミュニケーションをとりやすくなったり,人材調達の際に大きな効果が得られると考えられます.

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図7 人材マネージメントの実現
あるべき姿と組織の実態を比較すれば,どのようなスキルや人材を補えばよいのかを把握できる.

組み込みキャッチアップ

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