つながるワイヤレス通信機器の開発手法（5） ――ハード/ソフトの切り分けとBluetooth新プロファイル
1）エラー制御
Bluetoothの規格に決められているエラー訂正とエラー検出を行う．この処理はデータ1ビット（１Mbps：1ビット当たり1μs）ごとに施す必要があるので，ソフトウェアでは間に合わず，ハードウェアで実現している．
2）ベースバンド・パケットの組み立てと分解
ベースバンド・パケットとは，無線区間におけるデータ・フォーマットである（図2）．このベースバンド・パケットを，上位層から受け取った情報をもとに組み立てるか，または分解する．この処理も1Mbpsに対応して組み立て，または分解するのでハードウェアで行う．
〔図2〕ベースバンド・パケット
ベースバンド・パケットとは，無線区間におけるデータ・フォーマットである．
