つながるワイヤレス通信機器の開発手法(5) ――ハード/ソフトの切り分けとBluetooth新プロファイル

太田博之

tag: 組み込み

技術解説 2003年3月25日

●Human Interface Device Profile(HIDプロファイル)

 HIDプロファイルは,以下の4種類の機器で使われることを想定して策定されている.

  • パソコン周辺機器
    キーボード,マウス,トラック・ボール,ジョイスティックなど
  • 計測器などの制御パネル
    ノブ,スイッチ,ボタン,スライダ
  • ゲーム用コントローラ
    データ・グローブ,スロットル,ステアリング・ホイール
  • その他,産業用機器向け
    バーコード・リーダ,温度計,電圧計

 このプロファイルでは,ユーザ・インターフェースの観点から見て,表7のような性能を満たすことを推奨している(強制ではない).

〔表7〕HIDプロファイルが推奨する性能

初期設定
(購入直後の設定)の動作
  • ホスト(例えばパソコン)は,30秒から3分程度でデバイスを発見すること
  • ユーザは特定ピン・コードを入力し,認証を実施できるしくみになっていること
  • 認証後,またはホストに登録された後はUSB HIDと同等の動作を行うこと
応答性
  • 有線デバイスと同等の応答性を備えていること
  • ゲームなどでは,遅延は5ms以下にする必要がある
電池寿命 単3形または単4形のアルカリ乾電池3本で3ヵ月以上動作すること
複数同時動作 USB HIDの動作に準拠すること
組み込みキャッチアップ

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