2008年9月アーカイブ

【ETロボコン】 虎車は虎縞にて捕まる

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先ほどのUPした記事
http://www.kumikomi.net/noboru/2008/09/et-9dc9.html

この虎(車)が虎縞ショートカットのゲートに捕まり、2月に始まった2008年のETロボコンを終えた。

第1走ではいい結果が残せなかったために、第2走では難所に果敢にチャレンジするしかなくなった。本人いわく、成功確率は2割。

2割の成功率でも彼は果敢にチャレンジした。走行前、天に祈りをささげるようなポーズをしていた。タイガースカラーの走行体は順調にアウトコースを疾走し、宣言通り新ショートカットへ突入。黒い点線が虎縞に思えた瞬間、虎は振り向くかのように頭を曲げ、ショートカット通過判定用のゲートに巻きつき動きを止めた。まるで、木に仕掛けられた罠に前足をはめられ、木に寄り添うように捕えられたかのように。

Sn3d0624 虎の主人は、息絶えた虎を抱え、しばらくしゃがみこんでいた。並走したチームの走行を邪魔しないように、しゃがんでくれていたのだと思うが、悲壮感オーラが思いっきり漂っていた。この結果から、また来年もチャレンジすると言い出しそうで怖くなった(笑)


【ETロボコン】 魔のダミーカー

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ETロボコン2008関西地区大会も第2走目に突入。

棄権チームがあり、1チームのみの走行になった場合、関西の実行委員会が用意したダミーカーと一緒に走行することとなる。これは関西オリジナルな取組み。走行競技を盛り上げる意味ではいいアイディア。

Sn3d0621 しかし、このダミーカーが曲者。昨年のETロボコンにて、他参加者からは指示され、審査員を困らせた「うしろむき」の走行体である。今年から関西実行委員会に参加している。活躍したメンバが実行委員会に参加するのは、我々の実行委員会としては思い通りのパターンである。
さすがに、昨年のような後ろ向きでショートカットバリバリの走りはしてこないが、なぜか、並走するチームが残念な結果となる。

アウトコースからインコースに入り、ツインループ出口付近で立ち止まりダミーカーが追突。また、
アウトコースからインコースに入り、ダミーカーの前を走るが、ダミーカーに追いつかれ、ダミーカーに後ろから押されるようなかたちに。まるでスリップストリームのように2台が並び走る姿は、ある意味かっこよかった。

魔のダミーカーは何度も走るたびに電池がなくなり、最初の頃のいい走りが影をひそめていく。来年もこのダミーカーは走るのだろうか。実行委員会としては、このダミーカーが走ることなく、参加チームの棄権が無くなることを期待している。




【ETロボコン】 プラレールに熱くなる

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ETロボコン2008関西地区大会、1走目の後半になってきた。
出場チームも会場もいい感じで盛り上がっている。

Sn3d0616 コースの上には関西をイメージするジオラマが多く設置されている。京都駅、五重の塔、二条駅、舞妓さんなど、大きめのペーパークラフトが組み立てられ、各所に配置されている。

そんなジオラマの中で存在感があるのが、プラレールの各種車両である。蒸気機関車、新幹線、特急電車などが飾られている。坂道脇の大きな緑のエリアには、ロングディスタンスのプラレール線路が設置され、黄色の新幹線「ドクターイエロー」が4両編成で鎮座している。通常のプラレールは3両編成が多いが、4両編成なのである。
Sn3d0615 この線路、昨夜私が複数の実行委員会から文句を言われながらも組み立てた。最初は、曲線路だけでループを作り、途中に直線をいれ拡張していった。ETロボコンコース中の大きな緑エリアに合わせたうねりくねりを追加し、最終的な線路となったものである。
さすがに本番ではドクターイエローは走ることはないが、試走会中には、いい感じの音をたてながら周回していた。新幹線の安全を守るために開発されたドクターイエロー。ETロボコンは安心・安全を実現する組込みシステムの人材育成を目的とした企画である。まさに、このドクターイエローは、鉄道という大きな組込みシステムの安心・安全を実現する象徴的な車両である。

第1走が終盤を迎える中、このプラレールに衝突するチームがあった。その衝突の際、会場から「ぼくの電車ぁ!!」とかわいい叫び声が。その瞬間、リタイアというショックでマイナスな雰囲気から、一気に和やかな雰囲気に変わった。
この叫び声の主、このプラレールの主である。関西実行委員会の清水さんの御子息。実行委員会に参加する本人だけでなく、家族も含め各種協力によって成り立っているイベントであることを実感した。御父さんは出場しないが、参加チームを支える立場でがんばってます。

東京で待つ我が息子を思い出した。妻も娘も。この関西大会が最後の地区大会である。この夏、週末はほとんど家族サービスをできなかった。この大会が終わったら、しっかりと家族サービスをしたいと思う。我が家にあるプラレールでは大きな集会はできないが、息子と一緒にレゴでも作ろうか・・・ けど、今度の祝日だけは、家でゴロゴロしたいなぁ・・・・



【ETロボコン】 関西といえば虎ぁ!!

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関西地区大会が順調に進んでいる。今回は客席からゆっくり観戦中。

スタート直後にウィリーするチーム、ダミーカーと衝突するチームなど、いい感じで盛り上がっている。

そんな中、ETロボコン常連さんが、面白い走行体で参加し、会場を盛り上げていた。ETロボコンは走行体を指定する仕様で組み立ていることを参加条件としている。今回の走行体は、その仕様を守りながらも、面白いことにチャレンジしている。

Sn3d0605写真を見ていただきたい。組み立てなどの仕様は守りながらも、パーツの色を黄色と黒に統一。関西といえば必ず思い浮かぶ阪神タイガースカラーの走行体に仕上げた。
常連さんだけに走りもしっかり・・・ といいたかた、難所のツインループで永久ループに。子どもの頃に読んだ「ジャングルブック」の1シーンを思い出す。主人公が上ったヤシの木の下を、虎がぐるぐると回るシーンである。
何十周回ったかわかならなくなるくらい走った後、会場のみんなが諦めた瞬間に奇跡が。
永久ループから抜け出したのである。しかし、残り時間は20秒で残り1周を残す状態。競合チームが最高速度で走り抜けるタイムである。さぁ奇跡を!! と思ったが、そこまではダメだった。

しかし彼の走行体と走りは記憶に残った。走行前のインタビューでは引退をほのめかすような発言。我々、「実行委員会は君を待っているぞ」と心で叫んだ。優秀な選手は引退後、指導者かその競技の推進役を務めるの責任がある。と思いながらも、まだ第二走が残っているのを忘れてた。
最後の走り(?)、みんなの記憶に残る走りを期待している。そして実行委員会という虎の穴へと足を踏み入れてほしい(笑)

【ETロボコン】関西地区大会はじまる!!

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台風がいつのまにか通り過ぎていた今日9/20(土)、京都コンピュータ学院京都駅前校にて、ETロボコン2008関西地区大会が始まった。
Sn3d0604 予定より、10分ほど遅れ始まった開会式では、関西地区実行委員会メンバ2人によるゆるゆるの挨拶と、「ETロボコーン!!」「関西地区大会ぃ!!」という訳のわからん掛声というか、掛け合いから始まった。

これから52チーム(棄権も発生しているので約50チーム)で競技がはじまる。

私は本部から応援要員として昨日から京都入りした。19:00過ぎから始まった準備作業は23:00を超えても続けられた。応援メンバは24:00前には退散したが、関西地区の実行委員会は朝の4:00頃まで準備をしていたという。

関西地区大会に出場チームがどのような結果を出すか楽しみである。東海地区や関東地区では、モデルと走行の両立による総合優勝が出てきている。実行委員会としては関西でも、いいモデルのチームがいい走行タイムを残せることを期待している。

【ETロボコン】 新潟の元女子学生に感謝

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ETロボコン関東地区大会の初日、大会には似合わないボンボンを持った若い女性三人組がいた。

Nscs4 このチーム、いつも長岡でお世話になっている会社の若手。取締役や部長などとは話をするが、若手とは面識が無かった。その三人組の一人に見覚えが・・・
おぉっ!! 新潟大で女子学生限定組込みセミナに参加してた
だ!
組込みのセミナでは違和感を感じる皮のライダージャケットで参加してた娘。なのでよく覚えてる。
確か就職は決まっていたが、希望する分野を組込み系にするか情報系にするか悩んでた。

聞けば組込み系を選んだとのこと。そして私の名前は忘れていたけど、会社や話は覚えていてくれた。おじさん、嬉しいよ(笑)

さらにもっと嬉しいのは、このチームが総合優勝しちゃった。おめでとう。そして組込み系へ進んでくれて、さらに優勝までしてくれて。おじさんは嬉しいよ(涙)

この優勝にはもうひとつドラマが。とても元気で清々しい若手がいるRyomo Champ(群馬県桐生市)が、彼女らの優秀に一役かってくれた。一緒に走行した彼女らのマシンに走行妨害をしてしまったのである。もちろん故意ではないが、お近づきになりたいほど魅力的だったのかもしれない。
そのおかげで、彼女ら再走行となり、再走行する前よりもいいタイムをはじきだしたのだ(笑)
しかしRyomo Champも二年連続で審査員特別賞をゲット出来たのだった。なんとも強運のチームだと思う。あの明るさに運が転がってくるのかもしれない。

来年は群馬県と新潟県が強化地区だと思わせてくれるハプニングだった。

ま た今年も新潟大で女子学生限定組み込みセミナを開催予定である。昨年は参加者が倍増したが今年はどれくらい集まるか楽しみである。ちなみにこのセミナ、来 年度はスポンサも募集したいと考えている。また今年も頑張って、少しでも多くの女性が組込み系に興味を持ってもらいたい。

【ETロボコン】 うちの新人に感謝

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ETロボコン2008関東大会の3日目最終日。我が会社の新人チームは、なんとモデリングは二位。走行はインコースがパーフェクト、アウトコースはリタイア。 しかし審査員特別賞をもらって、チャンピオンシップ出場権獲得。 天国から地獄、そして天国へ 嬉しい。

Otsnew これまでの新人教育、そして配属後の先輩フォローが結果をもたらした。 社長も総務部長も統括部長も部長もみんな喜びぃ。教育担当も喜びぃ。そして私も喜びぃ。 これまでの大会で一番緊張した。運営側ながら、一番緊張した。一番嬉しかった。やはり身内の活躍は嬉しい。

これからもETロボコンを続けていきたいと思った。上手くいかなかったときの挑戦心。そして今回初めて経験した上手くいったときの喜びと達成感。これはETロボコンを多くの若手に経験させる理由だ。

モデリングしたチームメンバだけでなく、関係者がみんな悔しさと喜びを共有できるなんて。 改めてETロボコン運営がライフワークであり嬉しい。審査や技術、誘導や警備など多くのボランティアに支えられていることも実感した三日間であった。 今回の私の嬉しさをみんなと共有したい。そして、いいコンテストを提供していきたいと思った。

そんなことを改めて気づかせくれたうちの新人に感謝。 そして三日間のコンテストに出場したチーム、実行委員会およびボランティアに感謝。

とっていい気分だo(^-^)o
懇親会に参加した新人二人、ちゃんと帰宅したか少し心配。

【ETロボコン】 福岡での九州地区大会は大成功

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今週末の日曜日、九州は福岡市の「ロボスクエア」にて、九州地区初のETロボコン九州地区大会が開催された。

普段は多くのロボットが展示されている場所であるが、ロボットの展示を端に寄せ、ETロボコンのコースをど真ん中に設置して開催した。
当初はちょっと狭く問題があると感じたが、参加者や応援、さらには偶々通りかかった一般の方々が入り混じり、熱気を帯びた大会が開催できた。
当日はいま一つの天気予報であったが、適度に晴れた気持ちいい天気で開催を迎えた。 前日の準備は、夜20:00近くまで行われたが、準備万端で大会当日を迎えられた。

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- 執筆中 -


【ETロボコン】SWESTで会った参加チームの面々

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昨日、組込み業界老舗イベントであるSWEST(Summer Workshop on Embedded System Technologies)が開催された。

ポスター展示、大夕食会、夜の分科会、しゃべり場など、恒例の企画を通じて多くの人と話ができた。悩みを聞いたり、逆に聞いてもらったりと、単なる情報交換でなく交流という表現がぴったりかもしれない。

今回のSWESTで印象に残ったのは、ETロボコン参加チームの面々が多く参加していたこと。

ポスター展示の会場では、東海地区参加チームに再会できた。チャンピオンシップ出場が決定しており、余裕な感じがしたのは気のせいだろうか。
また関東地区にエントリーしているチームも。来週の3連休が大会であり、準備が忙しいとのこと。彼らが出場する土曜日、日曜日は目が離せない。結果によっては「SWESTなんか参加しているからだ!!」もしくは「SWESTに参加したおかげだ!!」というコメントをすでに用意してある。

SWEST恒例の大夕食会では、東海地区実行委員長の曽根さんの隣に座り、いろいろとお話ができた。SWESTや組込み業界交流会でお会いした時は、こんなに可愛がってもらえると思っていなかったことを思い出し、時の流れを感じた。素敵な業界の先輩である。
そして、夜の分科会では、産学連携について議論。共同研究などの協調におけるギャップを明らかにしつつ、対策案などを参加者が積極的に参加し議論を交わした。ここでは、ETロボコンをさりげなくアピールしておいたことも忘れてはならない。

2日目のポスター展示では、ETロボコンとしてNEの「かっこいいソフトウェア」抜きづりを持ち込み、御自由におとりくださいとしておいた。持ち込んだかなりの部数が底をつく人気であった。やはり、SWEST参加メンバにはジャストフィットする企画の抜きづりである。宅急便で大量持ち込みでなく、手持ちで少量のみ持ち込んだことを後悔した。

夜のしゃべり場(22:30-)ではOJTについて話そうと意気込み乗り込んだが、最初の集まり具合が悪く、普通の宴会みたいになってしまった。気がつけば午前3時、畳の上で寝ている自分がいた。
これまた後悔&反省である。

温泉ホテルなのに温泉には入れない。浜松なのに鰻が食べれない(大夕食会の小さな鰻は対象外)という、これまた
後悔する結果となった。

今回、SWESTは10回目の節目であった。私はまだ数回しか参加していないが、アットホームでいいイベントである。宿泊を伴うイベントであり、最初は敷居が高いかもしれないが、飛び込んでしまえばあとは有意義なイベントである。
ETロボコン参加者の場合は、対象となる技術の分野がフィットすることや、私も含め関係者が多く参加していることも重要かと思う。是非ともETロボコン参加者のSWEST参加を期待している。
そして、来年には「ETロボコン卒業生の集い」なんてセッションをSWESTでやってみようかと思う。できるかな・・・




【WRO】夏休み最終日の日本大会

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晴れ渡る8/31日曜日、全国各地から選抜された子ども達が横浜パシフィコに集結し、日本代表選抜大会が開催された。
天気はすがすがしい晴天。前日の準備も完了しており、すがすがしい気持ちで大会を迎えられる。

午前中はロボットの組み立てとプログラミング。当日発表されたサプライズルールに対応するロボットの機構とプログラムを作る。
基本ルールに追従するロボットの機構とプログラムを再現し、追加仕様にも二時間半で対応しないとならない。
チームは最大三人なのでチームワークが求められ、且つ仕様変更に対応できるシステム設計も求められる。まさに我々の開発現場と同じことを子ども達に要求している。
組み立てとプログラミングが終わったチームは随時試走を行なうのだが、笑顔もあれば焦る顔もある。

本番は午後から開始。
正面スクリーンに向かって左から、小学生・中学生・高校生のコースがコの字型に並び、いっせいにスタートする。ETロボコンのように一つのレースに集中することができないのは残念であるが、国際大会の風習であり、国際大会の予行演習も兼ねる今回の大会としては致し方ない。
私は小学生のコース近くで、音響を担当していた。試走ではうまくいったチームが失敗することもあり、残念そうな顔が印象に残る。たまに湧き上がる中学生や高校生のコースも気になるところであるが、自分の子供に近い小学生のコースが一番気なる。

競技会は順調に進み、予定より早く修了した。
今回の表彰式は・・・ うむぅ~書けない・・・

そして最後に記者発表会。その模様はRobot Watchを参照 のこと。
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/09/01/1274.html

11月には日本で初開催となる国際大会が開催される。
20を超える国から多くの子ども達が日本にやってくる。日本と言えばロボット先進国であり、期待を裏切らないおもてなしを準備したい。