組み込みシステム設計者のためのLIN2.0マイコン実装術(中編) ――使用するCPU性能に応じたオプション選び

舘 伸幸

tag: 組み込み

技術解説 2006年1月17日

● フレーミング・エラーを使ってブレーク検出を簡便に

 図2のUARTフォーマットを見てください.フレーミング・エラーとは,ストップ・ビットにおけるサンプリングで,"L"レベルが検出された場合に発生するエラーです(ストップ・ビットは1ビットの"H"レベル).フレーミング・エラーが発生するまでにサンプリングされた情報は,UARTの受信バッファ(シフト・レジスタ)に入っているので,受信バッファがゼロでフレーミング・エラーが発生したということは,すなわち,少なくとも9.5ビット(=スタート・ビット1ビット+データ・ビット8ビット+ストップ・ビットのサンプリング位置までの0.5ビット)の幅のロー・パルスを検出できたと解釈できるわけです.

f02_01.gif
図2 UARTフォーマット
UARTのフレームでは,ストップ・ビットは1ビットの"H"レベルである.このストップ・ビットの位置で"L"レベルが検出されることをフレーミング・エラーという.

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