組み込みシステム設計者のためのLIN2.0マイコン実装術(中編) ――使用するCPU性能に応じたオプション選び

舘 伸幸

tag: 組み込み

技術解説 2006年1月17日

表3 ノード・コンフィグレーション用のフレーム

仕様書の項目
記述内容
2.2 WILD CARDS
NADとプロダクトIDにはワイルド・カードが使える (NADにワイルド・カードを使用するのは,ブロードキャストを意味する)
ワイルド・カードの値
ワイルド・カードの値
NAD
127(0x7F)
メーカID
0x7FFF
機能ID
0xFFFF
メッセージID
0xFFFF
2.3 PDU STRUCTURE

診断フレームで送信されるフレームをPDU(Packet Data Unit)と呼ぶ.また,マスタが発行するフレームをリクエスト,スレーブが発行するフレームをレスポンスと呼び,かならず8バイトで送信される.

リクエスト
NAD
PCI
SID
D1
D2
D3
D4
D5

レスポンス
NAD
PCI
RSID
D1
D2
D3
D4
D5

  • NADの値が0x00の場合はスリープ・コマンド,0x01~0x7Eの場合はスレーブ・ノード・アドレス,0x7Fの場合はブロードキャストを意味する.
  • PCIは有効データ長を表す(上位4ビットはゼロ,下位4ビットが有効データ長).データ長はSID/RSIDを含む長さのことで,例えばD1とD2が意味あるデータでD3~D5が無効なデータの場合,PCI=0x03となる.
  • SIDはISO 15765-3に準拠した値.ノード・コンフィグレーションには0xB0~0xB4が使用される.
  • RSIDはレスポンス時のSIDを意味する.リクエスト・フレームのSIDに0x40を加えた値(0xF0~0xF4).
  • D1~D5はデータ・バイト.無効なバイトはすべて'1'で埋める(0xFFとする).
2.4 LIN PRODUCT IDENTIFICATION
プロダクトIDの構造は右のとおり.
D1
D2
D3
D4
D5
メーカID
下位バイト
メーカID
上位バイト
機能ID
下位バイト
機能ID
上位バイト
型番
組み込みキャッチアップ

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