高速インターフェース規格ガイド ――Serial ATA,3GIO,InfiniBandから10GビットEthernetまで

tag: 組み込み 半導体

技術解説 2002年6月17日

●主なアプリケーションはSAN

 Fibre Channelの主なアプリケーションはSAN(storage area network)です.SANはディスク装置やテープ装置といったストレージ機器とサーバ群をFibre Channelスイッチ・ネットワークで互いに接続し,大容量(数百Tバイト以上)のストレージ・リソースを効率良く使用できるようにするものです.データの共有化管理,アクセス管理,ストレージ容量の動的割り当て,ストレージ機器の保守管理の容易さから,SANは急速に広まっています.また,昨今の企業の危機管理意識の高まりから,遠距離伝送を利用したデータ・バックアップが注目を集めていますが,ここでもFibre Channelが使用されています(図14)

●2Gbpsから4Gbps,10Gbpsへ移行

 Fibre Channelの速度は,数年後には現在の2Gbpsから4Gbps,10Gbpsへ移行していくことでしょう.また,Fibre Channelネットワークの管理方法の標準化や,SANとMAN(metropolitan area network),WAN(wide area network)を結ぶ方法に注目が集まっています.

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〔図14〕SANの構成例
SANは,ディスク装置やテープ装置といったストレージ機器とサーバ群をFibre Channelスイッチ・ネットワークで互いに接続する.大容量のストレージ・リソースを効率良く使用できる.

参考・引用*文献
 (1) ファイバチャネル協議会編,『ファイバチャネル技術解説書』,論創社,2001年5月.


まえだ・あきのり
アジレント・テクノロジー(株)(ファイバチャネル協議会)

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