高速インターフェース規格ガイド ――Serial ATA,3GIO,InfiniBandから10GビットEthernetまで
最近では,ブロードバンドということばが定着しつつある.そのような背景からチップ間,ボード間,機器間を結ぶ大容量で高速なインターフェース規格が続々と名のりを上げている.伝送速度がGbpsのオーダになり,その方式もパラレルからシリアルへ,伝送媒体は銅線から光へと変わりつつある.ここでは,近年勢いを増している高速インターフェース規格についてその特徴と応用分野,今後の動向などをまとめた.ここで取り上げた規格は,Serial ATA,IEEE1394a,IEEE1394b,IEEE1394.1,USB2.0,PCI-X,PCI Express(3GIO),InfiniBand,RapidIO,Fibre Channel,10GビットEthernetである. (編集部)
CONTENTS
- 1.Serial ATA ― 従来ATAの10倍の速度でデータを転送
- 2.IEEE 1394a ― パソコン周辺とディジタル家電に広く普及
- 3.IEEE 1394b ― 1394aからの大幅な性能向上を目指して
- 4.IEEE 1394.1 ― 1394バスを複数接続するための規格
- 5.USB2.0 ― パソコン周辺では1394より優位となるか?
- 6.PCI-X ― DDR/QDR対応PCI-X2.0でスピード・アップ
- 7.PCI Express(3GIO) ― 性能は向上,後は普及あるのみ
- 8.InfiniBand ― ネックのI/O部をスイッチ構成で解決
- 9.RapidIO ― 分散システムまで見据えたサブシステム接続規格
- 10.Fibre Channel ― 光ファイバで10kmの伝送を可能に
- 11.10GビットEthernet ― LANの枠を超えWANへ展開