DSPS教育会議

| コメント(0) | トラックバック(0)

 昨日と今日は、DSPS教育会議が東京工業大学で開催されていました。『信号処理システムの教育を考える会』が主催で開催されている今回で15回目のカンファレンスです。

DSPや組込みを対象にしたカンファレンスです。私も現役時代は必要性を感じながらも避けてきたDSPですが、現在のIoTやM2Mといった時代においては必須というかコアの技術です。数学が苦手なので避けてきことが非常にもったいない気持ちでいっぱいになりました。

組込みシステムは制御系と呼ばれつつ、近年はネットワークやマルチメディアの比率が高まっていたと思います。デジタル家電やスマートフォン、自動車(特にインフォテイメント)では、クラウドやビックデータ、そしてUXというカッコいい呼称を得たUI。これらが非常に目立ちます。しかし、DSPが必要とされる個所は、これらを支える一次的情報のデジタル化において重要な役割があります。情報の精度を担うのは、この信号処理です。いかに省電力で精度が高い情報を作り、システムとして活用できるかが重要です。この相反する、トレードオフの処理を実現するのがDSPであり信号処理なのです。

そんなことを考えつつ、コンテストなどを見学してきました。若者にはこの信号処理を避けずにチャレンジして欲しいと思う。なにかいい教材が欲しいなと考えつつ、大岡山のキレイな駅から電車に乗ったのです。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kumikomi.net/mt/mt-tb.cgi/1179

コメントする




のぼるクン

アイテム

  • noboru100.gif