2013年7月アーカイブ

Device2Cloudオープンセミナ2013を開催しました!!

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先日、2013年7月19日(金)、 東京都千代田区麹町にある株式会社クリーク・アンド・リバー2Fホールにて、Device2Cloudオープンセミナを開催しました。40名を超える方々に参加いただき、有効な機会を提供できたと思います。

学生向けコンテストであるDevice2Cloudに関する認知を広めつつ、M2MやIoTといったDeviceとCloudの融合に関する最新動向を学ぶ機会を提供する目的で、昨年から開催しています。企業の技術系から学生まで広く対象にしたオープンなセミナです。

 

最初にDevice2Cloudコンテスト実行委員会の実行委員長である成田さんから開会の挨拶をいただきセミナを始めました。 

最初の講演はIPAこと、独立行政法人 情報処理推進機構の情報セキュリティ技術ラボの中野さまから『繋がる脅威とセキュリティ』として講演いただきました。IPA/SECを離れてから、セキュリティセンターの方の講演を聞くのは初めてあり、この2,3年のセキュリティに関する話のスピードを実感しました。自動車に関する事例が多く紹介されましたが、まさに無線通信を介してネットワークに繋がっていく、もくしは繋がってしまうDeviceとしての自動車に対して脅威を感じつつ、便利さと脅威は背中合わせであり、共に大きくなっていくんだと感じました。

2つ目の講演は、東京電機大学の未来科学部ロボット・メカトロニクス学科の汐月先生から『力と動きをインターネットで伝える技術 ~制御理論と情報通信の融合がつくる新しいコミュニケーションの世界~』として講演いただきました。

先日のWBSでも手術における遠隔操作に対して、触角のフォードバックが提供されている研究が紹介されていましたので、タイムリーなネタです。ネットワークを介することで、たった200msでも共振してしまうビデオなどは、最近はネットワークを介した制御が当たり前だと思っていた私にはショックでした。VoIPもそうですが、internetを介した制御においては、いろいろなテクノロジーがないと、ユーザが求めることは実現できないという、当たり前のことを再認識した講演でした。

その後、日本マイクロソフト株式会社の太田さまからは、『Windows Azureで実現するクラウドと組込み機器連携』 として、実際にVisualStudioを使って、簡単にサービスを実装できることをデモンストレーションを中心に紹介いただきました。昔に比べると、抽象度があがったプログラミングをすることで、ユーザが求めるサービスを実現できる時代になっていることを感じる講演でした。

最後は、株式会社ユビキタスの佐野さまから『M2M新潮流』として、M2MとIoTの違いから、最新のビジネス動向などをご紹介いただきました。キャリアが主導するM2Mと、マッシュアップ的なIoTの違いを初めて認識した講演でした。これまで、両方とも同じようなもんだと思っていた自分が恥ずかしくなりました。

セミナにはコンテストに参加する先生や学生も参加していました。今回のセミナでいい気づきを得られれば幸いです。また企業関係者も多く参加していましたので、今後の採用やコンテストへのサポート等を期待したいところです。

今回のようなセミナなど施策を地道に実施しながら、優秀な学生が本領を発揮し、優秀な学生を欲する企業が、その学生と出会える機会ができればと考えています。

 

セミナの最後のパート。私がDevice2Cloudコンテストの概要紹介を15分くらいで駆け足でしたが紹介しました。チラシには記載できなかったキャッチコピーを紹介し、会場では少々笑いが取れたかと思います。『就活よりコン活!!』、このコピーですが主催者のOKが取れれば、チラシに正式採用したいですw

Device2Cloudコンテスト、次のイベントは8/31(土)の参加者向けトレーニングです。

学生のチャレンジャー、企業のサポーター、絶賛募集中です。