スマホ,クラウド時代にマイコンやハードのスキルは必要ない!?

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QuaSTom/SESSAMEの共催セミナも無事に終了しました。感想というか、講演を聞きつつ、会場メインのパネルディスカッションの内容から考えたことは後日レポートします。現在は、裏紙にサインペンで書く殴ったモノがあるだけ。これはこれで味があってお見せしたいところですが、解読出来る方は少ないので止めておきます。

 

今回は、7/13(金)に開催するSESSAMEワークショップの紹介をします。今回で、9回目を迎えるSESSAME伝統のワークショップです。一年に一回は、組込みソフトウェア開発を考え直す機会を提供しようということで、これまでいろいろな企画をしてきました。

中国から著名な先生を招き御講演いただいたり、技術系メディア編集長や、エレクトロニクスに明るいノンフィクション作家の先生の御講演などしてきました。最近は、話を聞くだけでなく、参加者がグループディスカッションして、知見を持ち寄り、現場に役立つ情報をその場で生成することもやっています。

 

今回は、元気のない製造業に引きづられ、元気がない感もする組込みソフトウェアについて、特に最近のはやりであるスマホ(Android、iOSなど),クラウドといった新しいシステムの形態や開発スタイルにおいて、組込み開発のコア技術とも考えられるマイコンやハードのスキルは不要か?という投げかけをします。

 

◆第9回 SESSAMEワークショップ

 

『5年後も活躍できる組込みエンジニアを考える -スマホ,クラウド時代にマイコンやハードのスキルは不要か?-』 

 

 

これまでの製品に適用されてきた技術の変遷を振り返りつつ、その時に技術者はどのような対応をしてきたのかを振り返ります。そして、現在の製品や開発スタイルに追従し、さらに5年後も活躍するために、技術者はどう振る舞うべきか、また組織はどのように振る舞うべきか・・・ 

組込みスキル標準(ETSS)を検討していた2004年頃、internetが普及し、無線WANも安く利用できるようになったころでした。組込みLinuxが出てきたばかりで、RTOSスキルを基本としつつ、ノンOSもまだまだ多かった頃です。すでに10年近く経過したITスキル標準(ITSS)と同じく、最新技術を追うのではなく、技術者に必要なスキルを考え、産業競争力に繋がるスキルの強化を目指していました。技術の進歩は速く、それ以上にグローバルマーケットにおけるビジネスはもっと速く変わります。

 

ワークショップ参加者は、組織やドメインが異なる方々です。同じ問題意識や同じ解決方法を考えることはありません。互いに刺激しあいながら、答えというか、アイディアを共有できればと考えます。IT勉強会のように、特定技術などを学ぶ機会ではありませんのでご注意を。

 

これまでを振り返りつつ、これからのことを一緒に考えませんか? 飲み屋でくだをまきながら、非建設的な話をするのではなく、グループディスカッションとして、技術・管理・人材育成・ビジネスについて語り、整理しましょう。私達ができることは、知恵を共有し、明るい社会を作る事です。

たぶん我々は根拠のない閉塞感に押しつぶされそうになっているだけかもしれません。技術を真摯に考え、機械産業、電機産業、半導体産業を教訓に、これからのことを考えましょう。

 

 

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