低コスト・低消費電力のカーナビ・システムを構築するためのハード&ソフト設計 ――拡張性のあるプロセッサ・ベースの開発プラットホーム作り
デューティ比が1%の場合,駐車時のプロセッサの平均消費電力は330μWになります.デューティ比はトラフィック・メッセージの取り込みにかかる時間だけでなく,メッセージが利用可能かどうかにも左右されます.RDSブロードキャストが「利用可能なメッセージがない」と通知した場合,プロセッサは直ちに元の待機状態に移行します.
参考・引用*文献
(1) Analog Devices;ADSP-BF531/ADSP-BF532/ADSP-BF533 Blackfin Embedded Processor Data Sheet,Rev. B,June 2005.
(2) Joe Beauchemin;Estimating Power for ADSP-BF533 Blackfin Processors,Application note,Rev. 1,Analog Devices,February 2004.
(3) Analog Devices;External Power Spreadsheet. Associated file with Estimating Power for ADSP-BF533 Blackfin Proce-ssors (EE-229),February 2004.
Paffen Matthijs
Analog Devices社 System Engineer
<筆者プロフィール>
Paffen Matthijs.2002年にオランダのEindhoven工科大学電気工学科の理学修士号をとる.その後,組み込み分野におけるDSPアプリケーションを中心としたシステム開発に従事.今日,ナビゲーション・システムなどの車載情報機器の開発を行っている.