干渉を起こさない2.4GHz帯ワイヤレス通信を実現する ――ノイズ発生のメカニズムとDS-SSスペクトラム拡散方式による干渉の回避

Richard Kapusta

tag: 組み込み

技術解説 2005年5月26日

 ワイヤレスLANの送信機がほかの2.4GHzシステムの受信機の近くにあり,それらがバンド内の同一または近い周波数で動作している場合,ワイヤレスLANが大きな干渉の原因になることがあります.もっとも極端な(しかし,一般的なケースになりつつある)例としては,独立した三つのワイヤレスLANのネットワークが同じ物理的空間に設置された場合が考えられます(ワイヤレスLANでは,最大三つの異なるネットワークを重なり合わずに共存させることができる).このとき,利用可能な83MHzのバンド幅のうち,66MHzをワイヤレスLANのために使用することがあります(図2).これらの周波数を避けて通信を行うことは,どのRFシステム設計者にとっても難しい課題です.

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図2 三つのワイヤレスLANが共存する場合
ワイヤレスLANでは,2.4GHz帯のさまざまな場所を専有することができるうえ,三つまでのネットワークが互いに重なり合わずに共存できる.三つのワイヤレスLANのネットワークが同じ物理的空間に存在する場合,利用可能な83MHzのうち66MHz(22MHz×3)を使用することがある.

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