つながるワイヤレス通信機器の開発手法(16) ――デバッグを行う

太田博之

tag: 組み込み

技術解説 2005年3月16日

● デバッグの効率を上げる四つの戦略

 図3のようなソフトウェアとハードウェアが絡んだシステムでは,適切な手順で作業を進めなければ,なかなかデバッグは終わらない.デバッグを効率良く進めるため,ここでは以下の手順で作業を進める(図4)

1)シナリオの作成
2)ソフトウェア・エンコーダの準備
3)実機モニタ・システムの構築
4)回路データ検証の一元化

 送受信側で決められた順序に従って通信する場合,通信の開始から完了までにさまざまなシーケンスをとることが多い.これらの起こりうるすべてのシーケンスを抜けや漏れなく網羅するためには,シナリオという抽象度が高いレベルでテスト手順を検討すると効率が良い.

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図4 効率の良い検証環境
デバッグを効率良く進めるための戦略として,図のような手法を用いる.ターゲット・ボードの信号をロジック・アナライザやパターン・ジェネレータから直接接続するにはヘッダ・コネクタを使用する.

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