つながるワイヤレス通信機器の開発手法(9) ――開発・検証環境を整備する

太田博之

tag: 組み込み 半導体

技術解説 2004年2月13日

●ブロック図でシステムを表現する

 信号処理システム・シミュレータの特徴は,以下のとおりである.

  • ブロック図によって機能を表現する
  • 機能ブロックを階層的に取り扱える
  • 異なる設計抽象度のデータをいっしょに取り扱える

 これらのツールは,設計抽象度の高いモデルを取り扱うので,高速なシミュレーションを行える.また,通信に特化したビヘイビア・モデル(例えばマルチパスのモデルやノイズ生成ブロックなど)が多数用意されている.そのため,簡単な通信系であれば,数日程度で検証することができる.

 さらに,ユーザがパラメータを与えてやることで,機能をカスタマイズできるビヘイビア・モデルが用意されている場合もある.中には,こうしたモデルからC言語やSystemC,HDLのソース・コードを生成する機能を備えているツールも存在する.この機能を使えば,抽象度の高いモデルから回路やソフトウェアを自動生成できる.

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