民生用LSIへの搭載を想定した低コストの1回書き込み型メモリ・コアを開発 ――オンチップOTPROM、セキュリティ、アナログ・トリミングなどに利用可能

Charles Ng

tag: 組み込み

技術解説 2005年12月28日

● 1回書き込み型でもフィールド・アップグレードは可能

 フラッシュ・メモリやEPROMなど,書き換え可能な不揮発メモリを使用すると,製品が市場に出てからでもシステムを修正したり,ソフトウェアのアップグレードやそのほかの修正に対応できます.一方,従来型の書き換え可能な不揮発メモリをXPMのような1回書き込み型で代替できる局面もいろいろとあります.

 図2は,XPMを使ってファームウェアのフィールド・アップグレードを行う方法を示しています.XPMメモリ・コアには,ファームウェア・コードを格納した(プログラム済み)セクタのほかに,未使用のセクタがあります.ファームウェア・モジュールの一つ(モジュールB)をアップグレードするため,未使用のセクタを新たにプログラムします.そして,アップグレードしたモジュール(モジュールB*)と,制御論理によって切り替えるようにしています.

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図2 ファームウェアをアップグレードする方法
XPMメモリにプログラムしていないセクタを残しておけば,そのセクタに新しいアップグレード・データを書き込むことによって,ファームウェアを更新できる.

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