CAN-LINゲートウェイのソフトウェア・モジュールの実装 ――高い信頼性を確保して異なるプロトコル通信間をつなぐ

館 伸幸,木下秀昭

tag: 組み込み

技術解説 2005年4月 1日

● ハードには32ビット・マイコン搭載ボードを利用

 図5に,今回作成したゲートウェイの評価システムの構成を示します.

 スレーブ用ボードには,NECエレクトロニクスの8ビット・マイコン「78K0Sシリーズ」を使っています.一方,CANノードとゲートウェイには,同社の32ビット・マイコン「μPD70F3239(V850ES/FJ2)」の評価ボード「CEB-V850ES/FJ2」を利用しています(図5(b)).本マイコンは,4チャネルのCANコントローラ,4チャネルのLINバスに対応したUARTを内蔵しています.評価ボードには,CANとLINそれぞれ2チャネルずつ駆動回路が実装されており,今回の目的に十分な機能を有しています.

f05_01.gif
(a)システム構成


f05_02.jpg
(b)ボード(写真左がCEB-V850ES/FJ2)


図5 ゲートウェイ評価システムの構成
CANノードとゲートウェイには,それぞれNECエレクトロニクスの32ビット・マイコン「μPD70F3239(V850ES/FJ2)」の評価ボード「CEB-V850ES/FJ2」を利用した.LINスレーブには,同社の8ビット・マイコン「78K0S」を搭載したボードを使用した.この三つのボードで,システムを構成している.

組み込みキャッチアップ

お知らせ 一覧を見る

電子書籍の最新刊! FPGAマガジン No.12『ARMコアFPGA×Linux初体験』好評発売中

FPGAマガジン No.11『性能UP! アルゴリズム×手仕上げHDL』好評発売中! PDF版もあります

PICK UP用語

EV(電気自動車)

関連記事

EnOcean

関連記事

Android

関連記事

ニュース 一覧を見る
Tech Villageブログ

渡辺のぼるのロボコン・プロモータ日記

2年ぶりのブログ更新w

2016年10月 9日

Hamana Project

Hamana-8最終打ち上げ報告(その2)

2012年6月26日