組み込みシステム設計者のためのLIN2.0マイコン実装術(後編) ――スレーブ・ノード用ドライバ・ソフトウェア開発のポイント

舘 伸幸

tag: 組み込み

技術解説 2006年2月17日

2.LIN最大の特徴――ヘッダの処理

 OFF状態から初期化を経て休止(dominant)状態になると,そこでマスタからのヘッダを待ちます.休止状態から保護ID受信状態へは,ブレークと同期バイトの受信で遷移します.ここが,マイコンでLINを実現するための大きな技術的ポイントです.

 ヘッダの構成を図6に示します.ブレークはフレーム開始を示す13ビット以上のロー・パルス("L"レベル)からなります.また,同期バイトは0x55に相当する01010101のビット列です.

f06_01.gif
図6 ヘッダの構成
ヘッダは,マスタ・タスクによって送信されるフレームの最初の部分で,ブレーク,同期バイト,保護IDからなる.ブレークはフレーム開始を示す13ビット以上のロー・パルス("L"レベル).同期バイトは0x55に相当する01010101のビット列.

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