つながるワイヤレス通信機器の開発手法(12) ──ASICを設計する(後編) CPUと周辺回路のインターフェース回路の実装
ライト・レジスタのソース・コードをリスト1に示す.リスト1では,デコードの部分をif文の条件式の中でいきなり比較している.しかし,通常はほかのアドレスも同時に比較するデコード回路を作成して,その出力信号(図8のCEに相当する信号)がアクティブかどうかを比較文の中で比較する.デコーダを使った場合のライト・レジスタの1例をリスト2に示す.リスト2は3バイト分のデータを保持する回路になっている.このソース・コードで回路を生成すると,フリップフロップが3バイト分,合計24個生成される.
〔リスト1〕ライト・レジスタ
〔リスト2〕デコーダを使ったライト・レジスタ