アーキテクチャの視点でみたARMコアの変遷と動向 ――LSI設計者は「ファミリ」に,ソフト開発者は「アーキテクチャ」に注目

M.P.I

tag: 組み込み

技術解説 2006年4月17日

 なお,ARM7,ARM9といったものを「世代」と理解すると誤解を招きます.じつはARM9系のコアより後に設計されたARM7系のコアもあります.その実装方法もハード・マクロから論理合成可能なソフト・マクロへ(図4),そしてデバッグ機能を充実させるなど,それぞれのファミリごとに何世代か変更を経てきています.とくに歴史のあるARM7の場合は,実装方法が大幅に異なるものが複数共存しています.機能的にもJavaアクセラレータ(Jazelle)付きのARM7もあれば,付いていないARM9もある,というぐあいで,一概にARM9がARM7より機能が上とは言えません.

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図4 実装による分類
現在の主力は論理合成可能なコアだが,ハード・マクロも依然として残っている.Cortexについては筆者の推定.将来のコンフィギャラブル,リコンフィギャラブル展開はあるのか?

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