PCI-X 2.0の仕様概要と設計方針(後編) ――I/Oセルの設計とパッケージング
PCI-X 2.0は従来のPCI-X 1.0に比べて大幅に性能が向上したが,これを実現するために設計者は多くの課題に取り組む必要がある.ここでは,I/Oセルやパッケージング,ECC(エラー訂正コード)についてその設計指針を解説する. (編集部)
PCI-X 2.0は,信号要件の異なる3種類のI/Oセルのカテゴリを定義しています 注1.そのため,設計者は信号I/Oセルの設計を見直したり,変更しなければならなくなる可能性が高いでしょう.
注1;2002年7月,PCI-SIGによりPCI-X 2.0の最終仕様が発表された.なお,本稿はPCI-X 2.0ドラフト案に基づいて執筆されたものであるため,設計する際には必ず最終仕様を参照してほしい.