PCI-X 2.0の仕様概要と設計方針(後編) ――I/Oセルの設計とパッケージング

Stillman Gates

tag: 組み込み 実装

技術解説 2002年9月17日

 図2に,カテゴリ1 I/Oセルの受信セクション2の設計例を示します.図2(a)のS1~S8は,二つの循環型シフト・レジスタを構成しています.このシフト・レジスタに連動して,ラッチLnビットおよびレジスタRnビットのクロックが生成されます.図2(a)の上部のブロックではSTBF(第1ストローブ信号)によって,下部のブロックではSTBS(第2ストローブ信号)によってそれぞれクロックが生成されます.共通クロック・モードでは,受け取ったデータがH1に格納されます.Rnのレジスタには白いブロック(R1~R4)と灰色のブロック(R5~R8)がありますが,これらは交互に動作します.DDR(double data rate)しかサポートされていない場合,灰色のブロック(R5~R8)は使用しません.

 図2(b)は,カテゴリ1 I/Oセルの受信セクション2に要求されるタイミングを表しています.PCI-X 2.0の仕様では,このタイミングを実現するためにクロックを追加し,受信セクションにバリエーションを持たせている点に注意してください.

f02_01.gif


f02_02.gif
〔図2〕カテゴリ1 I/Oセルの受信セクション2
S1~S8は,二つの循環型シフト・レジスタを構成している.このシフト・レジスタに連動して,LnビットおよびRnビットのクロックが生成される.Rnのレジスタは,R1~R4のブロックとR5~R7のブロックに分かれ,それぞれが交互に動作する.ただし,DDRしかサポートしていない場合は,R5~R7は使用しない.

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