Cベース設計教育の カリキュラム構築から運用まで
●受講生からのいろいろな反応
受講生には,研修終了後のアンケートにより,研修内容やトレーナの対応状況などを回答してもらっています.これまでの受講生のアンケート結果を集計すると,80%以上が「有意義である」と回答しています.「わかりにくい」と答えたのは15%以下でした.また,トレーナからの添削については,90%以上が「有意義である」と答えています.
入門コースの次のステップとして「実習コース」,さらにその次のステップとして「アドバンスト・コース」を作ることを予定しています.入門コースの修了生のうち,70%以上が「実習コースへの参加を考えている」と答えました.さらに25%以上が「アドバンスト・コースへの参加を考えている」と答えました.
このアンケート結果は,Cベース設計を広く普及させるための「入門」という位置付けの教育として,受講生にそれなりの知識を与え,今後の興味や学習意欲を喚起したことを物語っています.こういった点で,この教育は成功を修めていると考えています.
アンケートのコメント記入欄には,予想もしなかった意見や指摘もありました(コラム「教える悩み」を参照).これらに対しても,少数意見として無視することなく,教材の改善に向けての貴重な意見として役立てていきます.