Springboard Development Kit ――開発ツール・レビュー

相田泰志

tag: 組み込み

技術解説 2002年5月16日

●設計手順

 Springboardアプリケーションを開発キットで設計するためには,

  • ハードウェアの設計
  • Complex PLDのためのHDL記述
  • Springboard起動用プログラムの作成
  • Visor用アプリケーション・プログラムの作成

が必要です.ハードウェアからソフトウェアまで,幅広く行う必要があります.全部の流れをマスタするだけでも,けっこうたいへんです.

 ただし,起動用プログラムは作成しなくてもかまいません.起動用プログラムは,プラグ・アンド・プレイで動作させるときにのみ必要だからです.Springboardが挿入されると,Visor本体に割り込みイベントが送られます.そして,VisorはSpringboard上のメモリにあるプログラムを実行します.これで,本体側にアプリケーションをインストールしなくても,プラグ・アンド・プレイで動作させることができるわけです.

 また,Springboardを抜いたときにも,割り込みイベントが発生し,それにより,現在の状態をバックアップし,終了処理できるようになっています.本評価キットでも,これらの動作のため,ボード上にフラッシュ・メモリを装備しています.Visorにアプリケーション・プログラムがあらかじめインストールしてあれば,起動プログラムは必要ありません.

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