TCP/IPプロトコル・スタックの省メモリ開発事例(前編) ――ミドルウェアの追加で既存の16ビット・マイコンがネット対応マイコンに変身
2) チェック・サムの計算(IP層)
受信したパケットに誤りが含まれていないかどうかを判定するために,チェック・サムを計算します.IP層の処理では,受信パケットから計算したチェック・サムをIPヘッダ部分に格納されたチェック・サムと比較し,一致しない場合(エラーの場合),受信パケットを破棄します(図5).
3) エラー・パケットの破棄(IP層)
不正なあて先・送信元IPアドレスを持つパケットや,IPヘッダ中のフィールドに不正な値が格納されているパケットは破棄します(図5).