高速シリアル通信プロトコルSerialLite ――オープン・ソースでコンパクトなプロトコル
オンライン・ステータスは,適切なチャネルの新しいステータスのマスクを生成し,存在するステータスとマスクの論理和をとったもので管理されます.このステータスは,オフライン・バッファをスキップして表示回路から読み出すことができます.このブロック図を図16に示します.
最後に,強制リフレッシュ回路は,オフライン・パケットと同様の方法で生成されます.この場合,データ・ペイロードにはリフレッシュを必要とするチャネルを含みます.THADRポートは必要ありません.また,リフレッシュ要求が複数のチャネルで起こるという問題が考えられます.しかし,チャネル間の二つのリフレッシュ・ボタンを人間のオペレータが同時に押すことは物理的に不可能であるため,これは考慮していません.概略ブロック図を図17に示します.
このリンクの実装に必要なのは,二つのステート・マシンとわずかな回路だけです.データ転送を行うための複雑な処理のすべては,コンフィグレーションを変更可能なコアに実装されたプロトコルによって処理されます.
図16 オフライン受信
図17 強制リフレッシュ