高速シリアル通信プロトコルSerialLite ――オープン・ソースでコンパクトなプロトコル
● 送信バッファのデータ
Atlanticインターフェースによる読み出し制御のブロック図を図11に示します．
コントローラは，データ・ポートによって画像データを，プライオリティ・ポートによってオンライン/オフラインの状態を送信する管理を行います．また，データ・マネージャは，プライオリティ・ポートによって強制リフレッシュ・コマンドの受信に対応します．このデータ制御自体は難しくありませんが，以下のような状況が考えられます．
- バッファが転送中に使用できなくなる．バッファからのR_Ready信号がデアサートになったり，Atlanticイン ターフェースのTDAV信号によるデータを受信できなくなる．いずれも発生する可能性は少ないが，検討しておく必要はある．
- データ・マネージャはすべてのバッファを循環し，オフラインのバッファはスキップする．
- 強制リフレッシュに対応する必要がある．
- 新しいパケットの送信準備ができている場合，バッファまたはSerialLiteポートの準備ができていなければウェイトをかける．
図11 送信ブロック図
