ソフト・マクロのCPUを使おう! ――FPGAによるシステムLSI設計の意味

浅井 剛

tag: 半導体

技術解説 2003年8月14日

2.組み込みシステムにおけるCPU

 組み込みシステムに搭載するCPUとしては,従来から半導体メーカが汎用品として発売しているマイコンが使われてきました.米国Intel社の8051,米国Zilog社のZ80,米国Motorola社の6800/68000ファミリ,ルネサステクノロジのSHなどが代表的です.また半導体製造技術の進歩により,数年前からは大量生産製品向けにCPUコアを搭載したASICが開発されるようになりました.これには英国ARM社などのCPUコアが使われています.そしてここに,FPGA向けのソフト・マクロのCPUが名乗りを上げたのです(表2)

〔表2〕マイコン採用時の検討項目

項 目
汎用のマイコン
CPU搭載ASIC
FPGA+CPUコア
処理性能
システムの柔軟性
アップグレードの容易性
アーキテクチャの寿命
内蔵メモリ
評価環境
ある
一般にはない
ある
開発費
◎(○
デバイス単価
数百円~数千円
数百円~数千円
数百円~数十万円

◎は有利,○はやや有利,△は不利


 ;FPGAと機能的に等価なASICを開発する場合

組み込みキャッチアップ

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