ソフト・マクロのCPUを使おう! ――FPGAによるシステムLSI設計の意味
●多重化による高信頼化
マルチプロセッサへの応用の発展形として,システムの多重化に利用するという考えかたがあります.CPUを多数決回路で多重化し,一つのCPUの動作に不ぐあいがあってもシステム全体としては誤動作しないしくみを作ります(図9).
FPGAによる多重化システムへのニーズがどのくらいあるのかはわかりませんが,特別
な高信頼性システムでなくても,ソフト・マクロのCPUを活用した多重化程度はあたりまえという時代が来るかもしれません.
〔図9〕多重化による高信頼化 CPUを多数決回路で多重化し,一つのCPUの動作に不ぐあいがあってもシステム全体としては誤動作しないしくみを作る.